第51回社会人野球日本選手権東海地区最終予選2回戦 ヤマハ7―0三菱自動車岡崎 ( 2026年9月27日 長良川球場 )
社会人野球日本選手権の東海地区最終予選にて、大会2連覇を目指す名門・ヤマハが圧倒的な強さを見せつけ、7回コールド勝ちで準決勝進出を決めました。
この快勝劇の主役となったのは、「4番・捕手」としてフル稼働した今秋のドラフト注目候補・清水智裕選手(24)でした。
■ 完璧な描くアーチ!「4番」の責務を果たす先制の決勝3ラン&3安打4打点
0―0の同点で迎えた3回裏、2死走者なしから上位打線が粘り強く連続四球を選んで作った2死一、二塁のチャンス。ここで打席に入ったのは主砲の清水選手でした。
カウント2―1からの4球目、相手投手が投じたチェンジアップを完璧に捉えると、白球は綺麗な放物線を描いて左翼席へ突き刺さる先制の決勝3ランホームランとなりました。
清水智裕選手 「後ろに回すことを考えていました。直前のファウルのスイングが悪くなかったので、継続という感じでした」
勢いに乗った清水選手は、5回に左前打、6回にも中前適時打を放ち、3安打4打点と打線を強力に牽引。
今大会は「4番」という大役を任されていますが、ここまで2試合で打率.571、1本塁打、5打点と圧巻の数字を残しています。
■ 先発・沢山優介を6回無失点へ導く名リード!ピンチでの「押して引く」配球
清水選手の真骨頂は打撃だけに留まりません。
キャッチャーとしてマスクを被っても、先発のドラフト候補左腕・沢山優介投手を6回無失点と完璧にリードしました。
6―0で迎えた5回1死一、二塁のピンチでも焦ることなく、相手9番打者をチェンジアップで空振り三振、続く1番打者を力強い直球で空振り三振と、狙い通りの2者連続Kで切り抜けてみせました。
清水智裕選手 「沢山の良い部分を引き出せるように、押すところは押す、引くところは引く、というようにできた。三振を狙いにいって、連続三振を取れたのが良かったです」
7回は波多野陽介、佐藤廉の両投手とのコンビネーションで零封リレーを完成させ、攻守に渡って勝利の立役者となりました。
■ 目指すは京セラドームでの「日本一連覇」
東海地区最終予選を突破し、本大会(京セラドーム大阪)での連覇へ向けて視界は良好です。
清水智裕選手 「大阪へ行ってからが本当の戦いだと思う。2連勝できるよう、なるべくチームに貢献できるよう頑張ります」
次戦の準決勝では、強敵・東海理化との対戦が決定。
運命のドラフト会議を目前に控え、ヤマハの絶対的司令塔がどのような輝きを見せるのか大注目です。
【社会人野球】連覇狙うヤマハ・清水智裕捕手が東海地区最終予選へ!「守備の意識改革」で攻守に進化を遂げた2年目正捕手候補
【編集後記:『緩急に対応する打撃のアジャスト力×投手の良さを引き出す配球術』。清水智裕が魅せるドラフト上位評価の証明】
ヤマハの皆様、そして清水智裕選手、7回コールド勝ちでの準決勝進出おめでとうございます!
スコアラー目線で今回の清水選手のプレーをアナライズすると、「2球続いたチェンジアップを見逃さずに捉えた軸のブレない打撃メカニクス」と、「ピンチで三振を狙って取り切る組み立て(配球力)」が非常に高い次元で融合しています。
3回の本塁打の場面では、直前のアプローチが良い状態だったからこそ、落ちる球(チェンジアップ)に対しても体が前に突っ込まず、引きつけてポイントで捉えることができました。
前節から取り組んでいる「スイングスピードの向上と足の運びの修正」が完全に自分のものになっており、打球の力強さは社会人捕手の中でも群を抜いています。
また、リード面においても「押すところと引くところ」を明確にし、カウントやピンチの場面に応じて投手の最良のボール(沢山投手の直球とチェンジアップ)をピンポイントで引き出す配球は、NPBのプロスカウト陣にとっても「即戦力捕手」としての評価を大きく高める材料となります。
本大会への切符、そして連覇へ向けて勝ち上がるヤマハ。
その中心で攻守に躍動する清水選手から目が離せません!







