154キロ右腕が秋季大阪大会8強へ導く
高校野球秋季大阪大会5回戦 大院大高4―1上宮太子 ( 2026年9月26日 GOSANDO南港野球場 )
秋季高校野球大阪府大会は26日、5回戦が行われ、大阪学院大高が上宮太子を4―1で下し、見事ベスト8(準々決勝)進出を果たしました。
この試合で衝撃的なパフォーマンスを披露したのが、早くも来秋のドラフト上位候補として熱い視線を集める二刀流右腕・林将輝(まさき)選手(2年)です。
■ 奪ったアウトはすべて三振!ぬかるむマウンドを苦にしない圧倒的な三振奪取能力
「1番・右翼」として先発出場していた林選手は、3―0で迎えた7回裏から2番手として今秋の公式戦初登板を果たしました。
試合序盤から降り続いた雨によりマウンドが大きくぬかるむ悪条件。
しかし、下半身を粘り強く使う投球フォームへとモデルチェンジを果たしていた林選手には、まったく関係ありませんでした。
圧巻だったのはその奪三振能力です。
3イニングを投げ、記録した9つのアウトすべてを三振で奪うという衝撃的な奪三振ショーを展開(3回1失点)。
チームを鮮やかに勝利へと導きました。
林将輝選手 「(今夏から)下半身で投げることを意識して、ブルペンや練習試合で投げてきた。足をしっかりと使って捕手が構えたところに投げ切ることができました」
指揮官の辻盛英一監督も「(三振でアウトを重ねるのは)いつも通り。練習試合では別格なので」と絶大な信頼を寄せています。
■ 夏の屈辱を糧に最速154キロへ進化!「自分がチームを引っ張る」
今夏の大阪大会4回戦(近大付戦)では、3回4失点と打ち込まれ7回コールド負けという悔しすぎる敗戦を喫しました。
「最後の年なので、ああいう負け方は絶対できない」と心に誓った林選手は、この夏にフィジカルとメカニクスを徹底的に見直し、自己最速を更新する154キロを計測するまでに進化を遂げました。
背番号1を背負い、チームの絶対的柱として来春の選抜甲子園出場を強く見据えます。
林将輝選手 「とにかくみんなで泥臭くやろうと取り組んできた。自分がチームを引っ張る気持ちで頑張りたい」
【編集後記:『154キロの出力×悪条件を跳ね返す下半身主導のメカニクス』。林将輝に見る来秋ドラフト超目玉のスケール感】
大阪学院大高の皆様、そして林将輝選手、ベスト8進出ならびに圧巻の奪三振ショーおめでとうございます!
スコアラー目線で今回の林投手の登板をアナライズすると、「雨でぬかるんだ足場でも軸がブレない下半身主導のフォーム」と「3イニングで9Kを奪うストレートと変化球の圧倒的な出力・キレ」が、高校2年生の域を完全に超えています。
足場が悪いマウンドでは、上半身に頼った投げ方になるとリリースポイントが安定せずコントロールを乱しがちですが、夏場に取り組んだ「下半身で投げる意識」が見事に結実していました。
しっかり踏み込んで軸足を残せるため、154km/hを誇るストレートの球威と変化球のキレが殺されず、相手打者のスイングを完全に圧倒しています。
野手として「1番・右翼」で出場しながら、リリーフとして登板し即座に圧圧的なピッチングを見せられる身体能力の高さも魅力的です。
夏の悔しさを糧に覚醒した154キロ右腕が、激戦区・大阪を勝ち抜き、どこまでスケールアップしていくのか。来秋のドラフト戦線も含め、虎渓三笑TVでも最重要マークで追いかけていきます!
◇林 将輝(はやし・しょうき)2009年(平21)12月17日生まれ、北海道新ひだか町出身の16歳。
5歳でみゆきフェニックスで野球を始めて投手と遊撃手。
静内第三中では日高リトルシニアに所属し、U15W杯の中学日本代表として世界一を達成。
大院大高では1年春から背番号18でベンチ入りし、2年春から背番号1。
50メートル走6秒2。1メートル73、71キロ。右投げ右打ち。






