人生初の「満塁ホームラン」&無失点リードの躍動
JABA北海道大会 SUBARU7―0航空自衛隊千歳 ( 2026年8月2日 旭川市スタルヒン )
社会人野球の激闘が続く中、北関東の雄・SUBARUが攻守に一切の隙を見せない圧巻の戦いぶりで7回コールド勝ちを収めました。
この試合で絶大な存在感を放ったのが、「5番・捕手」として今季の主要公式戦初スタメンに抜擢された入社4年目の扇の要・新出篤史(にいで・あつし)捕手(25=専大)です。
打っては2安打4打点(人生初のグランドスラム)、守っては3投手を巧みにリードして7回零封を達成し、最高の形でチームを勝利へと導きました。
■ 7回2死満塁から一閃!「人生初」のグランドスラムでコールドを決める豪快弾
2回先頭で先制の起点となるセンター前ヒットを放っていた新出選手。
最高のクライマックスは3点リードで迎えた7回裏、2死満塁の局面で訪れました。
カウント1ボールからの2球目、甘く入った変化球を迷いなく振り抜くと、打球は鋭い描かれて中堅スタンドへと飛び込むグランドスラム(満塁本塁打)に!この一発でリードを7点に広げ、試合を決める7回コールド勝ちを自らのバットで手繰り寄せました。
「前の打席の内容があまり良くなかったので、ファーストストライクを打つつもりでした。(コールドが決まるというような)変な感情を持たずに打席に入ったのも良かったです」
積極性と冷静さを兼ね備えたアプローチが実を結び、人生初という記念すべき満塁本塁打となりました。
■ 「0点に抑えられたのが一番」周到な準備と判断力が光った3投手無失点リード
捕手としての守備面でも、新出選手の緻密なゲームメイクが光りました。
最大のピンチは1点リードで迎えた5回表、2死一、三塁の場面。
カウント1ー2からの4球目、先発・手塚周投手の「一番調子の良いボール」であったスライダーを選択し、狙い通り空振り三振を奪ってピンチを脱出。
先発・手塚投手を5回無失点に導くと、6回以降も田嶋俊輔投手、八野田龍司投手をテンポ良くリードし、相手打線に本塁を踏ませませんでした。
「データであったり、万全の準備をして試合に入れたので、そこが良い結果につながって良かったです。ピッチャーの良さを最大限引き出すことを心がけてきた中で、0点に抑えられたのは良かったです」
大活躍を見せた試合後も、「まだまだ課題がたくさんある。一つ一つつぶしていきたい」と語り、次なる戦い・日本選手権予選を見据えて引き締まった表情を見せました。
【編集後記:『データ×初球アタック』がハマった新出篤史の存在感。SUBARUの捕手層を厚くするキーマン】
SUBARUの皆様、投打が見事に噛み合った7回コールド勝ち、誠におめでとうございます!
スコアラー目線でこの試合の新出篤史捕手のパフォーマンスをアナライズすると、「捕手としての準備力」が打撃・守備双方に好影響を与えた最高のロジックが見えてきます。
打撃面では、満塁の場面でファーストストライクの変化球を一発で仕留めました。
捕手目線で「相手投手がこのカウントで何を投げたいか」「初球の入り方」をデータと照らし合わせて完全に予測できていたからこそ、迷いなくフルスイングできたと言えます。
また守備面でも、5回2死一、三塁という一打同点の勝負所で、先発・手塚投手のその日のウイニングショット(スライダー)を信じて勝負球に選択した判断力は見事でした。
自分のリードを押し付けるのではなく、「ピッチャーの良さを引き出す」という言葉通りの配球デザインが、7回被安打・失点ゼロという結果に結実しています。
専修大から入社4年目を迎え、捕手として最も脂が乗ってくる25歳。
正捕手争いが激しい社会人野球の世界において、こうして巡ってきた今季初スタメンのチャンスで「満塁弾+完封リード」という最高の結果を残した意義は極めて大きいです。
日本選手権予選、そしてその先の大舞台へ向け、層の厚みを増したSUBARUと新出捕手のさらなる躍進を、虎渓三笑TVでも最注目で追いかけていきます!








