プロ入りへ勝負の社会人3年目
北海道大学創基150周年記念事業「北海道プロ・アマ交流戦」が14日、エスコンフィールドで行われ、北海道社会人・学生選抜の2番手として登板した石沢大和投手(24=日本製鉄室蘭シャークス)が圧巻のピッチングを披露しました。
北海道日本ハムファイターズ打線を相手に、3回無安打無失点、4奪三振と完璧に封じ込める力投。
プロ入りを目指す社会人3年目のサウスポーが、エスコンフィールドで鮮烈なアピールを果たしました。
■ 日ハムルーキーコンビをスプリットで連続K!最速147キロ&140キロ台中盤の直球が冴え渡る
3回からマウンドに上がった石沢投手は、立ち上がりからエンジン全開。ルーキーの3番・エドポロ選手、4番・大塚選手に対し、今年の都市対抗予選から解禁したという「新勝負球・スプリット」を解禁。
切れ味鋭く落とし、圧巻の2者連続三振を奪ってみせました。
許した走者は5回2死からの連続四球による2人のみで、続く大塚選手をセカンドゴロに打ち取って3イニングを完璧にゲームメイク。
計41球を投げ、自己最速タイとなる147キロをはじめ、140キロ台中盤の強いストレートと変化球のコンビネーションでプロ打線を圧倒しました。
「去年よりは緊張しないで入れた。(5回)2アウトから連続四球はもったいない投球だった」
試合後は課題も口にしましたが、昨年11月に就任した船尾隆広監督から「左のエースとして」と託された期待に応え、成長の証である「ストライク先行の投球」と「ベース板の上での球の強さ」をしっかりとプロの舞台で証明してみせました。
■ 「今年に懸ける思いは強い」東農大北海道オホーツク出身の左腕がNPB入りへアピール
東農大北海道オホーツク時代には、1学年上に伊藤投手(現・中日)、2学年下に神宮選手(現・阪神)らプロに進んだ先輩・後輩の背中を見て育ってきた石沢投手。
勝負の社会人3年目を迎え、NPB(プロ野球)への想いを強く語ります。
「今年に懸ける思いは強い。今年何とか目にとまることがあれば」
秋に控える社会人日本選手権予選、そして今秋のNPBドラフト会議へ向け、これ以上ない弾みとなる41球となりました。
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【編集後記:『147キロ直球×スプリット』の縦の対立。石沢大和に見る「即戦力リリーフ・先発」としてのドラフトバリュー】
日本製鉄室蘭シャークスの皆様、そして石沢大和投手、エスコンフィールドでの素晴らしい好投、本当にお疲れ様でした!
スコアラー目線でこの石沢投手の投球内容をアナライズすると、プロの打者相手に「ベース板の上で勢いが死なない140キロ台中盤〜147キロのストレート」をゾーン内へしっかりと投げ込めている点が非常に高評価できます。
さらに大きいのは、今季から導入した「スプリット」の存在です。
サウスポーで140キロ台後半のスピードがあり、ストレートと同じ腕の振りから縦に鋭く落ちるスプリットを扱える投手は、NPBの市場でも非常に希少価値が高い存在です。
日ハムの若手注目打者であるエドポロ選手、大塚選手から連続三振を奪ったシーンは、まさに「縦の目線・奥行きの揺さぶり」が完璧に決まった瞬間でした。
左の即戦力投手を補強したいNPB球団(特にリリーフ層の薄い球団や、サウスポーの枚数を増やしたい球団)にとって、このエスコンでの3イニング無安打4Kというインパクトは間違いなくスカウティングリストの上位に跳ね上がったはずです。
秋の日本選手権予選、そして今秋のドラフト会議へ向けて、北の大地からプロの扉を叩こうとする石沢大和投手。
虎渓三笑TVでもその進路とピッチングを熱く追い続けていきます!





