陸上・砲丸投げ全国の実績が光る“異次元の下半身連動”で強烈三塁打
第108回全国高校野球選手権東東京大会3回戦 帝京11―1大東大一 ( 2026年7月15日 神宮 )
夏の甲子園出場を目指し、激戦が繰り広げられる東東京大会。
名門・帝京に、早くも「来秋のドラフト上位候補」との呼び声高い異色の超大物スラッガーが強烈な爪痕を残しました。
初戦のスタメンに「3番・右翼」として抜擢されたのは、期待の2年生大砲、目代(めだい)龍之介選手。
驚異のパワーと走力をスカウト陣の前で見せつけ、チームを6回コールドの圧勝発進へと力強く導きました。
■ 弾丸ライナーで左翼フェンス直撃!50m6秒の快足で激走のタイムリースリーベース
試合の主導権を完全に握る中、目代選手の見せ場は5点リードで迎えた4回1死二、三塁のチャンスで訪れました。
相手投手の投じた勝負球を見事な反応で捉えると、金属音とともに放たれた打球はレフトへ向かう超強烈な弾丸ライナー!
ラインドライブがかかった鋭い打球はそのままレフトフェンスを直撃するタイムリーヒットとなります。
驚くべきはここからの走塁です。
目代選手は50メートル走6秒を誇る快足を飛ばし、一気にセカンドを蹴って三塁へ到達。
巨漢のスラッガーでありながら俊足をも兼ね備えるその姿に、スタンドからは大きなどよめきが沸き起こりました。
「待っていた直球を捉えられた」と納得の表情を見せた一方で、スタンドへ届かなかった一打に対しては次のように振り返ります。
「予想通りの球が来て力んでしまった。もっとリラックスしてうまく(体が)回れれば伸びて入ったかな」
あくなき長打へのこだわりと高い向上心に、名門の3番を打つ男のプライドが滲んでいました。
■ 陸上・砲丸投げで全国大会へ!異色の経歴が育んだ“下半身主導”の爆発力
目代選手の規格外のパワーのルーツは、そのユニークな経歴に隠されています。
青森県八戸市の出身で、根城中時代は八戸シニアで白球を追う傍ら、なんと陸上部にも所属。
そこで砲丸投げの選手として全国大会出場を果たしたという、異色のトップアスリートとしての実績を持っています。
重い砲丸を遠くへ投げるためのメカニズムが、現在の彼のバッティングの土台となっています。
「(砲丸投げは)下半身を強く使うと上半身にもつながってくる。バッティングに似てる」
まさに本人が語る通りの“砲丸投げ打法”により、地面を鋭く蹴り上げたエネルギーがブレることなくバットのヘッドへと伝達され、あのフェンス直撃の殺人ライナーを生み出しています。
春夏連続の甲子園出場を目指す帝京にとって、この2年生の爆発力は最大のブースターになるはずです。
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【編集後記:陸上・砲丸投げの『キネティックチェーン』が生むスイングの破壊力。目代龍之介という次世代の怪物】
帝京高校の皆様、初戦のコールド快勝、誠におめでとうございます!
強力な先輩たちが揃う中で、2年生ながら3番に座る目代龍之介選手のポテンシャルには、スコアラー目線で見ても底知れないロマンを感じずにはいられません。
彼が語った「砲丸投げとバッティングの共通点」は、スポーツ科学の観点から見ても非常に理にかなっています。
運動連鎖(キネティックチェーン)において、下半身の捻転から発生したパワーを、体幹を通じて上半身、そして最終的にバットや手先に伝える技術は、まさに砲丸投げのリリースと同じプロセスです。
高校生のスラッガーにありがちな「上半身の力だけで振り回す」悪癖が彼に全くないのは、中学時代に全国レベルで培ったこの下半身主導の感覚が骨の髄まで染み込んでいるからでしょう。
さらに恐ろしいのは、そのパワーを持ちながら「50m6秒」で走れるという三拍子揃った身体能力の高さです。
今回の三塁打も、単に足が速いだけでなく、ベースランニングの加速の良さが際立っていました。
本人は「力んでスタンドに入らなかった」と反省していますが、リラックスしてインサイドアウトの回転ができるようになれば、神宮球場のスタンドなど軽々と越えていくでしょう。
まだ2年生。この夏に甲子園の土を踏み、来年にかけてどれほどの怪物へと進化していくのか。
前途洋々な若き大砲の航海を、虎渓三笑TVでも最注目で追いかけていきます!






