「大学トップクラスの大砲」とスカウト高評価
東都大学野球第1週第2日 中大6―1青学大 ( 2026年9月9日 神宮 )
東都大学野球秋季リーグ戦にて、中央大が王者・青山学院大を6―1で撃破し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻しました。
この勝利の立役者となったのが、主砲としてチームを牽引する伊藤櫂人(かいと)内野手(4年・大阪桐蔭)です。
5回に価値ある先制の2ランホームランを放ち、プロ注目スラッガーとしての圧倒的な存在感を示しました。
■ バットを短く握りコンパクトに一閃!現役最多「通算12号」となる特大アーチ
0―0で迎えた5回裏2死三塁の先制チャンス。
打席に立った伊藤櫂選手は、バットを少し短く持ち直して集中力を高めました。
カウント2―3からの6球目、相手投手が投じたスライダーを捉えると、乾いた打球音を残した白球は風にも乗って左中間席へ一直線。
チームに貴重な先制点をもたらす特大の先制2ランホームランとなりました。
伊藤櫂人選手 「風もあったのでコンパクトにいっても長打でいけると。積極的に振った結果がいい打撃につながった」
この一発で、自身の持つ現役最多記録を更新するリーグ通算12号を達成。
1年春から東都のハイレベルな投手陣と渡り合ってきた経験値と実力を証明してみせました。
■ 大阪桐蔭の同期・松尾汐恩を追って「プロ志望届提出へ」スカウトも絶賛
大阪桐蔭高校時代は、2022年のドラフト1位でDeNAに入団した松尾汐恩捕手らとともに甲子園を沸かせた逸材。
NPBの舞台で活躍するライバルの背中を追い、自身も今秋のプロ志望届を提出する意向を明かしました。
伊藤櫂人選手 「力の差はあるけれど、そこに追いつけたら」
バックネット裏で視察したDeNA・深谷亮司スカウトも、その長打力と高い打撃技術を大絶賛しています。
DeNA・深谷亮司スカウト 「長打力を秘めた右の大砲という点で見て、大学ではトップクラス」
■ 3季ぶりの青学大戦勝利!勝ち点奪取へ「プレーで引っ張る」
中大が青学大から勝ち星を挙げたのは2025年春以来、実に3季ぶり。
勢いそのままに2022年秋以来となる青学大からの勝ち点奪取を狙います。
伊藤櫂人選手 「経験は一番持っている。プレーで引っ張ろうと考えている」
百戦錬磨の頼れる主砲を中心に、決戦の3回戦で青学大撃破に挑みます。
【編集後記:『バットを短く持つアジャスト力×右の長距離砲』。伊藤櫂人が見せたドラフト上位候補の真骨頂】
中央大の皆様、そして伊藤櫂人選手、王者・青学大撃破おめでとうございます!
スコアラー目線で今回の伊藤櫂選手のホームランをアナライズすると、「状況に応じたスイングのコンパクト化」と「トラッキングデータに現れない打球の質の高さ」が際立った一撃でした。
フルカウントの場面、風のコンディションと相手の変化球(スライダー)を頭に入れ、バットを意図的に短く持った判断が見事でした。
アッパー軌道にならず、トップから最短距離でバットを出しながらも、持ち前の圧倒的なヘッドスピードと力強い押し込みによって飛距離を伸ばし、左中間深くまで運んでいます。
東都大学リーグで「通算12本塁打」を積み上げてきた実績は伊達ではありません。
木製バットでこれだけ広角に長打を放てる右の長距離砲は、NPB各球団にとっても喉から手が出るほど欲しい補強ポイントです。
大阪桐蔭時代の同期・松尾選手に追いつき追い越すべく、東都の秋を暴れ回る伊藤櫂選手。
決勝の3回戦、そして秋のドラフト会議へ向けてそのバットから目が離せません!





