天国の恩師へ捧ぐ救援好投で勝ち点呼び込む
関西六大学野球秋季リーグ戦にて、大阪経済大が神戸学院大を6―1(9回表降雨コールド)で下し、勝ち点1を獲得しました。
この勝利を呼び込んだのは、ドラフト上位指名を目指してこの日プロ志望届を提出したプロ注目の最速148キロ左腕・常深颯大(つねみ・そうた)投手(4年)。
ピンチでの完璧な火消しとロング救援でチームを鮮やかに逆転勝利へ導きました。
■ 中1日で流れを一変させる火消し!無死一、二塁のピンチを脱出
試合の潮目を完全に変えたのは5回裏の守備でした。
0―0の緊張感が漂う中、無死一、二塁のピンチでマウンドに上がった常深投手。
1死満塁とピンチが広がったものの、鋭い牽制と気迫のピッチングで後続をライナー併殺に打ち取り、難局を無失点で切り抜けました。
常深颯大投手 「相手に流れを渡さないように無失点にこだわりました」
1回戦で120球を投げてから中1日という強行軍。
それでも8回の犠飛による1失点(被安打2)のみに抑え、4回1失点とマウンドを守り抜きました。
圧巻の火消しに味方打線も応え、一気に6得点を奪って試合をひっくり返しました。
■ 亡き名将・高代延博さんへ届ける決意。「絶対上位でプロへ」
常深投手が胸に秘めるのは、昨年12月に他界した故・高代延博さんへの強い思いです。
阪神タイガースや侍ジャパンのサードコーチ・内野守備走塁コーチとして名参謀の名を馳せた高代さんは、現4年生が入学した2023年に大経大の監督に就任し、情熱あふれる指導でチームと選手を育成してきました。
恩師の教えを胸に刻み、この日プロ志望届を提出。
リリーフ待機の登板にもかかわらずNPBスカウト陣が集結するなど、プロからの評価は日増しに高まっています。
常深颯大投手 「プロで長く続けるためにも絶対に上位で指名されたい」
天国の名将へドラフト指名という最高の朗報を届けるため、大経大の頼れる左腕が秋のリーグ戦で圧倒的な存在感を放ち続けます。
高代延博さんが死去。阪神・中日・広島などでコーチ歴任。名参謀でWBC制覇にも貢献。唯一無二の名ノッカーでも有名。
【編集後記:『スクランブル対応力とハイプレッシャー下の制球力』。常深颯大が見せた即戦力リリーフの価値】
大経大の皆様、常深投手、勝ち点獲得ならびにプロ志望届の提出おめでとうございます!
スコアラー目線で今回の常深投手の救援劇をアナライズすると、「ピンチの場面で即座にストライクゾーンで勝負できる再現性」と「中1日でも球威を落とさないタフネス」が非常に際立っていました。
無死一、二塁という最も流れが相手に傾く場面での緊急登板において、カウントを悪くすることなく内野ゴロ・併殺を狙える軌道へ投球を集められるメンタルとコントロールは、NPBの救援陣にとっても喉から手が出るほど欲しい即戦力適性です。
高代延博元監督から叩き込まれた「状況判断」と「野球観」が、こうして勝負どころの1球に結実しています。
左で148km/hを計測し、先発もロング救援もこなせる柔軟性はドラフト市場でも上位評価に値する素材。
今後の秋季リーグ戦でのピッチングにも大注目です!





