プロ注目の左腕・西田櫂吏が9回2失点完投&プロ志望を表明
夏の甲子園出場をかけた京都大会は15日、3回戦が行われました。
大会3連覇という偉業を狙う絶対王者・京都国際が、京都文教を相手に息詰まる接戦を展開。
土壇場で底力を見せ、3ー2の逆転サヨナラ勝ちを収め、見事にベスト16進出を決めました。
緊迫したゲームで最後までマウンドを守り抜いたのは、今大会初登板となったプロ注目の絶対的エース、西田櫂吏(にしだ・かいり)投手(3年)です。
■ 宿敵を破る熱投!アクシデントを乗り越え9回を4安打2失点完投
満を持して今夏の初登板初先発を任された西田投手。
マウンドに上がると、立ち上がりからエンジン全開のピッチングを披露します。
初回から自己最速クラスとなる145キロのストレートを投げ込み、相手の京都文教打線に力負けしない圧巻のボールでねじ伏せていきます。
5回に味方の失策(エラー)も絡んで不運にも2点を失いましたが、動じることなく本来の投球スタイルをキープ。
テンポよく打者を打ち取り続け、結果として9イニングを投げて被安打わずか4、7奪三振、2失点に抑える完投。
エースとしての貫禄とゲームメイク能力を示し、9回裏の劇的な逆転サヨナラ勝ちのドラマを力強く呼び込みました。
マウンドを最後まで守り抜いた大黒柱は、試合後に冷静に投球を振り返りました。
「調子が良くなかったけど、その中でも抑えないといけないので。悪い中での組み立て方などを意識して投げていました」
どんなコンディションであっても勝てるピッチングを組み立てられる技術に、世代屈指の左腕としての高い野球IQが光ります。
■ 複数球団が熱視線!DeNA・木塚スカウトも「将来性が楽しみ」と絶賛
この西田投手の今夏初マウンドを見届けようと、ネット裏には複数球団のプロスカウト陣が集結。
視察した横浜DeNAベイスターズの木塚敦志スカウトは、「ボールに力があるし球持ちもいい。将来性が楽しみ」と、その卓越した球質と将来の伸び代を高く評価しました。
卒業後の進路については、かねてから視野に入れていた「プロの世界」へ挑戦することを決意。
試合後、今秋にプロ志望届を提出することを正式に明言しました。
夏の王座防衛、そしてその先にある夢の舞台へのロードマップへ、力強い一歩を踏み出しています。
【夏季奈良県大会】春のセンバツ準優勝・智弁学園が15得点コールド発進!149キロ左腕・プロ志望を表明
【編集後記:『調子が悪い中での完投』に宿るエースの証明。西田櫂吏が魅せたピッチングデザインと将来性】
京都国際の皆様、しびれるような劇的逆転サヨナラ勝ちでのベスト16進出、誠におめでとうございます!
京都文教の素晴らしい粘りに対抗し、最後まで崩れなかった西田櫂吏投手のピッチングは、まさに「大黒柱」と呼ぶにふさわしい内容でした。
スコアラー目線でこの西田投手のマウンドをプロファイリングすると、本人が語った「調子が良くない中での組み立て方」という言葉に、彼の真の凄みが凝縮されています。
調子が良い時に145キロの直球でねじ伏せるのはある意味で当然ですが、一発勝負の夏の予選では必ずどこかでコンディションの波が訪れます。
そこで西田投手は、ストレートの出力だけに頼るのではなく、球持ちの良さ(リリースポイントの前への押し込み)を活かし、打者の手元で小さく変化する球種を巧みに交えて芯を外しました。
9回を投げて被安打4、失策絡みの2点のみという結果は、いかに彼がマウンド上で冷静に打者をデザインできていたかを物語っています。
DeNAの木塚スカウトが指摘した「球持ちの良さ」は、打者側からするとボールが急に手元に来る感覚になり、145キロでも体感速度はそれ以上に感じられます。
この天性のフォームバランスを持っている左腕は、プロの指導を受ければ数年で150キロ台の常時出力を出せるようになる、まさに「ドラフト会議の超ロマン株」です。
目標である「3連覇」へ向け、京都の戦いはここからさらに熾烈さを増していきますが、この西田投手のゲームメイク力がある限り、京都国際の牙城を崩すのは容易ではありません。
虎渓三笑TVでも、その左腕から放たれる一球一球と、彼の成長ロードをどこよりも深く追いかけていきます!






