ついに春の足音が、球春の到来を告げる快音とともに響き渡りました。
注目は、2年連続の甲子園、そして4季連続の県王者を目指す聖隷クリストファー。
その大黒柱、プロ注目の左腕・高部陸投手が、浜松西との1回戦で圧巻のパフォーマンスを見せてくれました。
1. 驚愕の「5回完全」と自己最速に迫る146キロ
マウンドに上がった高部投手は、初回からエンジン全開でした。
自己最速にあと1キロと迫る146キロの直球を武器に、立ち上がりから三振の山を築きます。
終わってみれば、**5回を投げて被安打0、四死球0。
毎回の9奪三振を奪う「完全投球」**でお役御免。
まさに「打たれる気がしない」とはこのこと。
冬を越え、一段とスケールアップした姿を披露してくれました。
2. 「今永昇太」を彷彿とさせる、進化したローリリース
今冬、高部投手が手本にしたのは、MLBカブスで活躍する今永昇太投手でした。
「より前で離すイメージ」を追求した結果、リリースポイントが以前より低くなり、打者の手元でホップするようなキレ味鋭い直球が完成。
さらに、昨秋は一本調子になりがちだった投球に「強弱」というスパイスが加わりました。
新しく習得したカーブを織り交ぜる余裕は、まさにマウンドを支配するエースの貫録。
本人が「一番良かった去年の夏の状態に戻っている」と語る通り、その視線はすでに全国の頂点を見据えています。
3. 「DH」での出場が示す、勝利への執念とチーム愛
今回の試合で特筆すべきは、高部投手がマウンドを降りた後も「5番・DH」として打席に立ち続けたことです。 スクイズを含む2安打3打点。
「バッターでも勝ちたい」という言葉通り、個人の記録よりも「チームがいかに勝つか」にフォーカスする姿勢。
そして、6回からは控えの岸本投手にマウンドを譲り、実戦経験を積ませるという「フォロワーシップ」の高さにも驚かされました。
【編集後記】
高部君の投球、今永投手を参考にしているというのが非常に興味深いですね。
単に速いだけでなく、球の出どころ(リリースポイント)を低く、かつ前へ持っていくことで、打者には表示速度以上の体感速度を感じさせています。
そして、降板後もDHとして貢献し続ける姿。
これは、組織におけるリーダーが「自分の専門分野(投球)」だけでなく、状況に応じて「異なる役割(打撃やバックアップ)」を完璧に遂行し、チームの勝利にコミットする理想的な姿と言えるかもしれません。
春の始動でこれだけのインパクトを残した“高部劇場”。
この春、そして夏、彼がどこまで進化を遂げるのか。地元・静岡の野球ファンならずとも、目が離せません!
皆さんは、この「進化した高部陸」の直球、どのプロ野球選手の姿に重なりますか?
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