プロ注目の最速149キロ右腕・川島謙心(けんしん)
高校野球の春季近畿大会は24日、わかさスタジアム京都で1回戦の残り2試合が行われました。
地元・京都1位の龍谷大平安と、兵庫王者の報徳学園による名門対決は、龍谷大平安が1ー3で惜敗。
初戦で姿を消す悔しい結果となりました。
しかし、この敗戦の中で、今春から平安の背番号「1」を背負うプロ注目の最速149キロ右腕・川島謙心(けんしん)選手(3年)が、ネット裏に大集結したプロのスカウト陣へ強烈なインパクトを残しています。
■ 報徳相手に5回2失点の力投。「自分のレベルはまだまだ足りない」
0ー1と1点ビハインドで迎えた5回表、川島選手は2番手として救援マウンドに上がりました。
兵庫を制した強力な報徳学園打線を相手に、5イニングを投げて6安打、2失点。
味方の援護に恵まれず白星には届きませんでしたが、大崩れしない堂々たるピッチングで試合を作り、そのポテンシャルの高さを示しました。
試合後、川島選手は自らの投球を冷静に見つめ、夏への決意を語っています。
「京都大会では抑えられても、自分のレベルはまだまだ足りないのだな……ということが分かりました。夏はさらにどの高校も仕上げてくると思うので、それでも抑え込める投手になりたいと思います」
■ 昨秋は「背番号16の無名兼任選手」――投手に専念し急覚醒
驚くべきは、川島選手がここまでの投手に変貌を遂げた「スピード感」です。
1メートル85という素晴らしい長身を誇る右腕ですが、昨秋の時点での背番号は「16」。
当時は遊撃手(ショート)も兼任しており、投手としての最速は142キロ。
全国的には全くの無名選手でした。
しかし、昨秋の近畿大会終了後に「投手専念」を言い渡されると、眠っていた潜在能力が一気に爆発します。
冬を越えた今春、自己最速をこれまでの記録から一気に7キロも更新する149キロを計測。
瞬く間に今秋のドラフト戦線の主役に躍り出ました。
■ ネット裏にNPB全12球団!編成トップが集まる異例の注目度
この日、わかさスタジアム京都のバックネット裏は異様な熱気に包まれていました。
なんとNPB全12球団のスカウトが集結。
さらに、巨人の水野雄仁編成本部長や、日本ハムの大渕隆スカウト部長といった、球団の補強を左右する「編成幹部クラス」がズラリと顔を揃えていたのです。
地方の春季大会としては異例とも言える視察体制からも、川島選手への評価の高さが窺えます。
敗れはしたものの、名門・報徳を相手に堂々と腕を振った姿は、スカウト陣の評価をより確固たるものにしました。
夏の京都大会連覇、そして甲子園へ。
この春の悔しさを糧に、平安のエースが最後の夏、さらなる進化を遂げて聖地へと挑みます。
【選手プロフィール】
- 氏名:川島 謙心(かわしま・けんしん)
- 生年月日:2008年5月20日生まれ(18歳)
- 出身:滋賀県大津市
- 経歴:坂本スポーツ少年団野球部(小1〜) ― 日吉中(京都ブラックスヤング) ― 龍谷大平安高(2年秋背番号16、3年春背番号1)
- 身体能力・サイズ:1メートル85、76キロ。右投げ右打ち。50メートル走6秒2。
【春季京都大会】龍谷大平安の新エース・川島謙心 ドラフト戦線急浮上!最速148キロ計測 プロ志望を明言
【編集後記:驚異の成長曲線!『投手専念』でバケモノ化した川島謙心の未来】
名門対決に敗れ、龍谷大平安としては悔しい初戦敗退となりましたが、収穫という意味ではお釣りがくるほどの輝きを放ったのが川島謙心投手です。
昨秋まで「背番号16で142キロのショート兼任」だった選手が、わずか半年足らずで「背番号1で149キロ、12球団スカウト集結」ですよ。
この成長曲線は、まるで漫画の主人公を見ているかのようなロマンがありますよね。
185センチという長身ながら、50メートル6秒2という高い身体能力を誇るからこそ、投手に専念してフォームの連動性が高まった途端に球速が爆発したのでしょう。
ネット裏に巨人の水野本部長や日本ハムの大渕部長といった、普段は神宮の大学野球や都市対抗、あるいは甲子園の後半にしか現れないような幹部たちがズラリと並んだ事実が、プロ側の「本気度」を証明しています。
まだ投手としてのキャリアが浅い分、肩肘の消耗が少なく、伸び代しかありません。
本人は報徳に打たれて「まだまだ足りない」と猛省していますが、この春にハイレベルな近畿の洗礼を浴びたことは、夏に向けて最高のスパイスになります。
夏の京都大会は、京都国際をはじめとした一筋縄ではいかないライバルたちが牙を研いでいますが、この怪物が150キロの大台を突破し、甲子園のマウンドでさらに化ける瞬間を、虎渓三笑TVでも全力でマークしていきたいと思います!





