驚異の4安打固め打ち!打率.256から一気に「.326」へ
関西学生野球春季リーグ戦は28日、2回戦の1試合が行われ、立命館大学が同志社大学を7ー1で下しました。
これで今節の対戦成績を1勝1敗のタイとし、勝負の行方は29日の3回戦へ。
今春の全日程を締めくくるラストゲームに、大きな個人タイトルのドラマが持ち込まれることになりました。
その立役者となったのが、今秋のドラフト候補に挙がる立命大の扇の要、西野捕手(4年)です。
この日、4打数4安打とバットで大暴れを見せ、大逆転での首位打者獲得へ向けて大きく前進しました。
■ 驚異の4安打固め打ち!打率.256から一気に「.326」へジャンプアップ
西野選手のバットは、打席に入るたびに快音を響かせました。
3回表の先頭打者としてセンター前ヒットを放ち出塁すると、そこから3打席連続で安打をマーク。
極めつけは4ー1とリードして迎えた7回1死一、二塁の第4打席でした。
相手投手の勝負球を完璧に捉え、レフト前への値千金となる適時打を放ちました。
「感覚も良く、1打席ごとに集中できていました」と振り返る通り、神がかった集中力で4打数4安打を記録。
この大爆発により、試合前に打率.256だったアベレージは、一気にリーグトップクラスの「.326(43打数14安打)」まで急上昇!
現在リーグの打率トップが「.333」となっており、29日に行われる今春最終戦の結果次第では、劇的な大逆転での首位打者獲得が現実味を帯びてきました。
■ 「打席での間」を見つめ直し、打率1割台からの奇跡のカムバック
今でこそ首位打者争いの中心に躍り出た西野選手ですが、今春のシーズン前半は深い不振のトンネルに迷い込んでいました。
第2節が終了した時点での打率は、わずか「.188」。プロ注目の正捕手としては、あまりにももどかしいスタートでした。
「結果を求めるがあまり球を見過ぎてしまい、打席の中で自分の『間』をつくれていなかった」
そう自身の打撃を冷徹に分析した西野選手は、打席での積極性を見直す決断を下します。ボールを待つのではなく、自分のスイングを仕掛けていくマインドに切り替えたことで、本来のライナー性の打球が復活。
これで驚異の6試合連続安打となり、一気に打率を跳ね上げました。
自身初となる悲願の打撃タイトル獲得へ向け、西野選手は「首位打者に向けて頑張りたい」と、29日の最終決戦へ向けて並々ならぬ闘志を燃やしています。
【編集後記:不振を乗り越えた『打てる捕手』の価値。運命の最終戦へ】
立命大の西野捕手、まさに執念の4安打固め打ちでしたね!
打率1割台に低迷していた春先から、わずか数試合で打率3割を超え、首位打者を狙える位置まで戻してくる。
この圧倒的な修正能力とハートの強さには、ネット裏のスカウト陣も改めて唸らされたはずです。
捕手という守備負担が最も重いポジションをこなしながら、これだけの打撃成績を残せる「打てるキャッチャー」の存在は、現代のプロ野球(NPB)においても極めて希少価値が高いアセットです。
前半戦の不振の理由を「球を見過ぎて間がなかった」と自己分析し、すぐさま「積極性のリセット」という答えを導き出して体現できるあたり、野球IQの高さが窺えます。
近大の米沢投手(関大)や宮原投手など、実力派の好投手たちがひしめく関西学生リーグで打率.326まで持ってきたのは素晴らしいの一言。
運命の3回戦、同大との今春最終戦はチームの勝ち点がかかるだけでなく、西野選手にとっては「首位打者」という勲章を自らの手で掴み取るための大一番になります。
一打席の凡退も許されない痺れるプレッシャーの中、立命の誇る強力な扇の要がどんなバッティングを見せてくれるのか。
虎渓三笑TVでも、彼のラストゲームの一打席一打席を、固唾をのんで見守りたいと思います!





