2年連続のMVP獲得
第97回都市対抗野球大会東京都2次予選第1代表決定戦 Honda4―3NTT東日本 ( 2026年6月29日 神宮 )
アマチュア野球最高峰の舞台を目指す、第97回都市対抗野球大会の東京都2次予選。
名門・Hondaが貫録の強さを見せつけ、見事に第1代表として2年連続39度目となる都市対抗野球大会(東京ドーム)への本戦出場を決めました。
この大一番でチームを名実ともに牽引したのが、不動の4番に座る右の強打者・藤野隼大(はやた)選手です。
一発を含む2安打2打点の大活躍を披露し、昨年に引き続き2年連続となる予選最優秀選手(MVP)に輝きました。
■ 試合の流れを引き戻す、左翼席中段への強烈なソロアーチ!
「ホームランは狙っていませんでしたが、流れも良くない中で何とか変えようと思って、思い切りいきました」
試合後、そう冷静に振り返った藤野選手ですが、そのバットが放った打球はまさに主砲のそれでした。
2ー1とわずか1点リードで迎えた4回裏の先頭打者。
相手投手が投じた外角高めのストレートに対し、力負けすることなく完璧にコンタクトすると、打球はレフトスタンドの中段まで届く豪快なソロホームランに!
膠着しかけた試合の流れを一気にHondaへと引き戻す、価値ある一振りを決めてみせました。
■ 初回には技ありの決勝タイムリー!2年連続MVPに「いいとこどり」と笑顔
藤野選手の勝負強さは、試合開始直後から発揮されていました。
1ー1の同点で迎えた初回裏、無死一、三塁という絶好の勝ち越しチャンス。
ここで打席に入った藤野選手は、相手バッテリーの攻めを冷静に見極め、ライト前へと弾き返す技ありの適時打を放ちます。これが結果的にこの試合の「決勝打」となりました。
昨年の予選でも、窮地の第3代表決定戦で試合を決定づける3ランホームランを放ちMVPを受賞していた藤野選手。
これで2年連続の栄冠となりましたが、「去年も最後打って、いいとこどりさせてもらいました」と、試合後は白い歯を見せてユーモアたっぷりに笑いを誘いました。
■ 2020年の頂点を知る男。JABA3冠&第1代表の看板を背負い「まずは初戦」
立教大から入社1年目だった2020年には、チームの一員として都市対抗野球の頂点(黒獅子旗)を経験している藤野選手。
当時は「ブルペンでピッチャーをつくっていました」と裏方としてもチームを支えていましたが、翌2021年以降は本大会で思うような結果が出ず、苦しい悔しさを味わってきました。
しかし、今年のHondaは一味違います。
今シーズンはJABA公式大会を3度も制覇し、この激戦の東京都予選も文句なしの「第1代表」として突破。
本大会では、全国の強豪からも完全に“優勝候補筆頭”としてマークされる立場になります。
大舞台を前に、頼れる4番は「目標は優勝ですが、まずは初戦。大事な場面での打点にこだわってやっていきたい」と、浮足立つことなく力強く、己の役割を見据えて気を引き締めました。
【都市対抗東京都第二代表】JR東日本が17年連続の東京ドーム切符!4番・菅田大介が劇的なサヨナラ弾!
【編集後記:『4番・藤野』という絶対軸。JABA3冠の猛者たちが狙う、2020年以来の黒獅子旗】
Hondaの皆様、東京都第1代表での東京ドーム一番乗り、誠におめでとうございます!
JABA大会3都市制覇からのこの予選突破ですから、今、日本で最も完成度の高い社会人チームと言っても過言ではありません。
その強力打線の中心にどっしりと座る藤野隼大選手ですが、本当に「勝負どころ」が分かっている打者ですね。
初回の無死一、三塁で強引にいかず、しっかりとライト前へ落とす決勝タイムリー。
そして4回には外角高めの球を強烈に引っ張ってレフトスタンド中段へ運ぶ長打力。
スコアラー目線で見ても、これだけ打席内での状況判断ができ、かつ長打という長打の選択肢も持っている4番は、相手バッテリーからすればマウンド上で完全に逃げ道がなくなります。
2年連続予選MVPという結果も、単なる偶然ではなく、彼がチームの命運を握る場面で常に「最高の仕事」をしてきた証拠です。
2020年の優勝時の空気感を知るベテラン・中堅世代が、こうして現場の絶対的な軸として機能しているチームは、本戦のトーナメントでも大崩れしません。
第1代表、そして優勝候補という重圧は並大抵のものではありませんが、藤野選手が語った「まずは初戦、大事な場面での打点にこだわる」という一戦必勝のマインドがあれば、2020年以来の黒獅子旗奪還もハッキリと視界に捉えられます。
東京ドームの舞台で、再びあの豪快な放物線が観られるのか。
Hondaの熱い夏の本番を、虎渓三笑TVでもどこよりも深く、全力で追いかけていきます!








