15年目ベテラン浜崎浩大が9回4安打2失点完投
第97回都市対抗野球大会第11日 準決勝 NTT西日本5―2三菱重工East ( 2026年9月5日 東京D )
第97回都市対抗野球大会は準決勝が行われ、NTT西日本(大阪市)が強豪・三菱重工East(横浜市)を退け、前身の全電通大阪が優勝を果たした1965年以来、実に61年ぶりとなる決勝進出を果たしました。
初回のミスから見事に立て直し、投打のヒーローが噛み合ったNTT西日本。
歴史的快挙となる61年ぶり2度目の黒獅子旗へ向け、王手をかけました。
■ 【打のヒーロー】吉川育真が汚名返上の決勝2ラン!「初回のミスを取り返したかった」
試合を動かしたのは「9番・二塁」で先発出場した吉川育真選手でした。
初回に適時失策を犯し先制を許す苦しい立ち上がりとなりましたが、同点で迎えた4回裏2死一塁の場面で打席へ。
やや内寄りに入った直球を一閃すると、打球は左越えへと飛び込む値千金の決勝2ラン本塁打となりました。
自らのバットで初回のミスを完璧に帳消しにした吉川選手は、安堵と喜びの表情を浮かべました。
「初回のミスを何とか取り返したかった。本当にうれしかったです」
■ 【投のヒーロー】入社15年目・浜崎浩大が9回完投!「テンポを早めて」相手打線を翻弄
マウンドで圧巻のピッチングを見せたのは、入社15年目のベテラン右腕・浜崎浩大投手でした。
初回こそ自身の前に起きた適時失策も重なり2点を失ったものの、2回以降は別人のような投球を披露。
「テンポを早めた」ことで三菱重工East打線の狙いを外し、2回以降は一度も二塁を踏ませない完璧な内容で9回を4安打2失点、135球の完投勝利を挙げました。
「2点取ってもらったすぐに点を取られたのは反省ですが、勝つことができて良かったです。明日も行けと言われたら、全然、行けます」
ベテランらしい抜群のゲームメイク能力と強い気迫で、チームを悲願の舞台へと押し上げました。
■ 6日の決勝は「西濃運輸」との決戦!61年ぶりの頂点へ
NTT西日本が挑む6日の決勝戦の相手は、同じ東海地区の強豪・西濃運輸(大垣市)。
1965年以来となる2度目の都市対抗制覇へ向け、勢いに乗るNTT西日本が最高の状態で最終決戦に臨みます。
【編集後記:『初回の動揺を断ち切るピッチテンポ修正×下位打線のワンパンチ』。NTT西日本の勝因アナライズ】
NTT西日本の皆様、そして浜崎浩大投手、吉川育真選手、61年ぶりの決勝進出おめでとうございます!
スコアラー目線でこの準決勝をアナライズすると、「2回以降の浜崎投手のピッチテンポの変更」と「9番・吉川選手の修正アプローチ」が極めて大きな勝因となりました。
初回に2失点した際、浜崎投手は相手打線のタイミングに合わされかけていましたが、2回から投球テンポを意図的に早めたことで、打者の構えや絞り込みの時間を奪うことに成功しました。
これにより相手打線は早打ちを強いられ、2回以降ファーストストライクから凡打を重ねる悪循環に陥りました。
9回完投でありながら2回以降に二塁すら踏ませなかった展開は、まさにベテランの配球とテンポコントロールの賜物です。
また、打線においても初回の守備ミスを引きずらず、インコース寄りの甘い直球を逃さず振り抜いた吉川選手の集中力は見事でした。
9番打者に一発が出ると相手バッテリーへ与えるダメージは計り知れません。
6日に行われる西濃運輸との決勝戦。
投手陣の踏ん張りと勝負強い打線が噛み合っているNTT西日本が、61年ぶりの黒獅子旗を掴み取るのか注目です!








