社会人野球のJABA大会(ベーブルース杯)予選リーグ
JABAベーブルース杯予選リーグ 東邦ガス10―7日本製鉄かずさマジック
( 2026年4月29日 大垣市北公園野球場 )
地元・東海の雄である東邦ガスが、4本塁打を飛び出す圧倒的な長打攻勢を見せ、予選リーグ2勝0敗と最高のスタートを切りました。
チームを力強く牽引しているのは、「3番・右翼」でスタメン出場した入社7年目の大砲・大木惇司外野手(28)。
昨年のJABA京都大会以来となる、公式戦2試合連続アーチを放ち、抜群の存在感を示しています。
■ 相手の反撃ムードを粉砕する、価値ある貴重な一発
試合が9ー6と激しい打撃戦の様相を呈していた7回裏、先頭打者として打席に入った大木選手。
フルカウントからの6球目、相手左腕が投じた真ん中低めのカットボールを完璧に捉えました。
打球は綺麗な放物線を描いて左翼ポール際へと吸い込まれるソロ本塁打!
リードを4点に広げ、追い上げる相手の息の根を止める値千金の追加点となりました。
試合後、頼れる主砲は「左ピッチャーだったので、甘いボールを強く振れるよう準備していました」と冷静に一発を振り返りました。
■ 「打率.750」不振を乗り越えた精神面の変化
今大会の大木選手は、まさに「手が付けられない」状態です。
この日も第1打席で中前打、第2打席で中越え二塁打を放っており、2試合で8打数6安打、打率.750、2本塁打、4打点という驚異的なスタッツを残しています。
実は、直前の静岡大会、日立市長杯(9打数無安打)では深い不振にあえいでいました。
そこからわずか10日間の調整期間で、劇的な変貌を遂げた背景には「心の置きどころ」の変化があったといいます。
「静岡、日立で結果が出ずに気にしていた部分があったのを、自分が打席で何をすべきかということにフォーカスしました。
それが今、良い形に繋がっているかと思います」
技術面でも、突っ込み気味だった上体を修正し、「ボールとの距離が取れるようになった」ことが安打量産へ結びつきました。
■ 5月1日、決勝T進出をかけトヨタ自動車との大一番へ
東邦ガスはあさって5月1日、大垣市北公園野球場(午前11時開始予定)にて、決勝トーナメント進出をかけた大一番・トヨタ自動車戦に臨みます。
東海地区屈指の強豪対決に向け、大木選手は「全員が束になって、最後の一球まで気持ちを込めてしっかりやります」と力強く闘志を燃やしています。
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東邦ガスの大木惇司選手、素晴らしい大爆発ですね!
日立市長杯での9打数無安打という生みの苦しみから、わずか10日間で「打率.750」まで持ってくる修正力には脱帽するしかありません。
今回大木選手が語った「結果を気にするのをやめ、打席でやるべきことにフォーカスした」という言葉。
これこそ、社会人野球の第一線でサバイバルを続けるスラッガーのメンタルコントロールの極意だと感じます。
技術的な「ボールとの距離感」の修正はもちろんですが、マインドが変わったからこそ、あの7回のフルカウントからのカットボールをしっかりと呼び込んでポール際に運べたのでしょう。
東邦ガス打線全体としても4本塁打と絶好調。
しかし、次なる相手はあのトヨタ自動車です。
東海地区の予選さながらの、極めてハイレベルで息詰まる攻防になることは間違いありません。
大木選手が語るように、チームが「束」になって王者にどう立ち向かうのか。
地元・名古屋からも近い大垣の地で、どんなドラマが待っているのか。
都市対抗予選の前哨戦としても見逃せないこの大一番、虎渓三笑TVでも熱く注目していきたいと思います!







