東都大学野球第3週第2日 亜大2―1青学大
( 2026年10月2日 神宮 )
東都大学野球秋季リーグ戦は2回戦が行われ、首位を走る亜細亜大が絶対王者・青山学院大との接戦を2―1で制し、開幕からの破竹の連勝を「6」へ伸ばすとともに勝ち点を3に伸ばしました。
昨秋までリーグ6連覇を誇り、昨春・今春と煮え湯を飲まされ続けてきた最大のライバル・青学大から6季ぶりとなる悲願の勝ち点奪取を達成。
この歴史的な価値ある勝利を引き寄せたのは、今秋のドラフト候補でもある山里宝主将と前嶋藍捕手の強烈な本塁打でした。
■ ドラフト候補コンビが初回&2回に一撃!強烈な先制パンチで主導権を握る
初回、1番・「チームの鏡」として打席に入った山里宝主将(4年)が、フルカウントからの直球を捉えて左翼席へ叩き込む怒涛の先頭打者本塁打を奪取。チームに最高の勢いをもたらしました。
山里宝主主将 「先攻の1番打者はチームの鏡。打てば勢いづく」
続く2回には、プロのスカウト陣からも高い注目を集める正捕手・前嶋藍選手(4年)が右中間へ突き刺さる圧巻のソロ本塁打を放ち、序盤で2―0とリードを広げます。
この強烈な2発による先制パンチと、1点差を守り抜いた4投手の継投リレーで見事逃げ切りを果たしました。
■ 「1年前の春に負けたあの日から…」宿敵打倒へ誓った覚悟の結実
亜大にとって青学大は大きな壁でした。昨春は開幕7連勝を飾りながら青学大に連敗を喫して優勝を逃し、今春も連敗。「1年前の春に負けたあの日から勝ち点を視野に入れていた。
だから優勝して大学最後を飾りたい」と語る山里主将を中心に、ナインが一丸となってリベンジの機会を狙い続けてきました。
2024年の監督就任以来、青学大からの勝ち点獲得が初となった正村公弘監督も「うれしい」と安堵の表情を見せつつ、「ここから一つずつ勝っていかないと」と表情を引き締めました。
無傷の6連勝にもナインに慢心はありません。
2022年春以来となるリーグ優勝へ向け、伝統の亜大が力強く突き進みます。
山里宝主将 「一球の怖さは誰も分かっているはず。まだ頂点を見ないようにすることは全員で一致しています」
【東都大学野球】亜大が劇的9回サヨナラ勝ちで勝ち点1獲得!山里主将が執念の同点打「真夜中の打ち込み」で掴んだ劇的ドラマ
【編集後記:『初球〜フルカウントでのスイングパスのブレなさ×青学大の圧力を跳ね返すメンタル』。亜大・ドラフト候補コンビに見る勝者のメンタリティ】
亜細亜大の皆様、そして山里宝主主将、前嶋藍選手、開幕6連勝ならびに青学大からの勝ち点獲得、誠におめでとうございます!
スコアラー目線で今回の試合をアナライズすると、「山里選手のフルカウントから直球に力負けしない軸回転」と「前嶋選手の右中間方向へ押し込める体幹の強さ」が、青学大投手陣の立ち上がりを完全に捉えていました。
山里選手はフルカウントという追い込まれた状況でも身体が突っ込まず、インコースから真ん中寄りに入ったストレートを最短距離でインパクトできており、1番打者としての高い技術とパンチ力を示しました。
また、前嶋選手の本塁打は捕手としての守備面だけでなく「勝負所で一発が打てる打撃型捕手」としてプロのスカウト陣へ強烈なアピールとなります。
昨春・今春の苦い経験を糧に、一球の恐ろしさを知る主将のもとで隙のない戦いを見せる亜細亜大。
2022年春以来の頂点へ向け、ドラフト戦線も含めて虎渓三笑TVでも追及していきます!
◇山里 宝(やまさと・たから)2004年(平16)10月23日生まれ、兵庫県出身の21歳。
小学校入学前から野球を始め、神戸国際大付(兵庫)の2年時に出場した甲子園では、春は2回戦、夏は8強入り。
亜大では1年春にリーグ戦デビューを果たし、今夏は大学日本代表に選出。
1メートル74、78キロ。右投げ右打ち。






