150キロ台連発の圧巻投球
東都大学野球秋季リーグ戦第3週第1日 亜大―6青1学大 ( 2026年10月1日 神宮 )
東都大学野球秋季リーグ戦は1回戦が行われ、戦国東都の伝統校・亜細亜大が強豪・青山学院大を6―1で撃破し、開幕からの破竹の連勝を「5」に伸ばしました。
この首位攻防戦のハイライトとなったのが、今秋のドラフト1位候補に躍り出た189cmの大大型右腕・川尻啓人(かわじり・けいと)投手(4年・高岡商)の圧巻の投球術でした。
■ 102球中45球が「150キロ越え」!自己最長6回1/3を7Kで今季3勝目
先発のマウンドに上がった川尻投手は、初回からエンジン全開で青学大打線を圧倒。
この日の自己最速となる153キロを計測した力強いストレートを軸に、要所を締める投球で7つの三振を奪取。
降板直前の7回にも152キロを叩き出すなど、投げた102球のうち約半数にあたる45球が150キロ以上を記録する脅威の出力の高さを見せつけました。
自己最長となる6回1/3を3安打1失点(無四球)に抑え込み、チームを開幕5連勝へ導く今季3勝目を手にしました。
川尻啓人投手
「もうちょっと投げたかった。初回から飛ばしていけたし、2回以降はバランス良く投げられた」
■ 青学大・鈴木泰成とのライバル対決を制す!中日・正津スカウト「落ち着きが増した」と絶賛
この日は相手先発も同じく今秋のドラフト上位候補・青学大の鈴木泰成投手(4年)。
ドラフトの目玉同士によるハイレベルな投げ合いとなりましたが、見事に投げ勝った川尻投手は試合後に充実の笑みを浮かべました。
川尻啓人投手
「うれしい。試合が始まる前から楽しみにしていた。本当に投手戦になったので野手に感謝です」
ネット裏で視察した中日の正津英志スカウトも、その規格外のポテンシャルと成長ぶりに太鼓判を押しています。
中日・正津英志スカウト
「持っているものがまず素晴らしい。落ち着いて投げられるようになったのが成長です」
【東都大学野球】亜大・川尻、5回零封で今季初勝利!日米12球団が熱視線 158キロ右腕にDeNAスカウトも「上位候補」と絶賛
【編集後記:『189cmのエンジン出力×球数の半数が150km/h超の圧倒的アベレージ』。川尻啓人がドラフト1位候補たるメカニズム】
亜細亜大の皆様、そして川尻啓人投手、開幕5連勝ならびに今季3勝目おめでとうございます!
スコアラー目線で今回の川尻投手の投球をアナライズすると、「102球中45球が150km/h超というアベレージ球速の高さ(平均出力の異次元さ)」と、「走者を背負っても軸がブレないフォームの安定感(コマンド能力の向上)」が完全にNPBドラフト1位レベルに到達しています。
189cm・93kgの恵まれた体格から繰り出される角度のある直球は、打者から見れば表示球速以上の体感速度を感じさせます。
以前は出力の高さゆえに制球を乱す場面も見られましたが、今秋は下半身主導の着地と軸足の粘りが利いており、ゾーン内でファウルや空振りを奪える強固なピッチトンネルが形成されています。
7回に入っても152km/hを計測できるようにスタミナと省エネ投球のバランス(メリハリ)が身についたことは、プロの先発ローテーションに入る上で最高の強みとなります。
青学大・鈴木泰成投手とのハイレベルな投げ合いを制し、戦国東都の頂点へ突き進む亜細亜大。
背番号18を背負う超大型右腕・川尻投手が、運命のドラフト会議へ向けてどこまで評価を跳ね上げていくのか目が離せません!





