2026年 戦国東都での超目玉右腕
東都大学野球第2週第2日 亜大11-2東洋大 ( 2026年4月15日 神宮 )
戦国・東都大学野球。
1学年先輩の斉藤汰直投手(広島)、山城京平投手(巨人)という強力な二枚看板が抜けた亜細亜大学のマウンドで、背番号を継承する新たな剛腕がそのベールを脱ぎました。
今秋ドラフト候補の**川尻啓人投手(4年)**が、東洋大を相手に5回無失点の好投。
チームを勝利に導く今季初白星を挙げました。
■ 「気持ちで引っ張る」―― 153キロの直球で東洋大を圧倒
14日の1回戦ではリリーフとして登板し、無安打投球。
そこから連日のマウンドとなったこの日、川尻啓人投手は「必死だった」と振り返りながらも、最速153キロの力強い直球を軸に東洋大打線を押し込みました。
- 圧巻の修正力: 連投の疲れを感じさせず、自慢のストレートで打者の懐を攻め抜く強気のピッチングを披露。
- 新エースの自覚: 「先輩のような凄い投球はできない。でも、気持ちで引っ張りたい」と語るその姿には、投手陣の核としての覚悟が滲み出ていました。
■ 日米12球団が集結。スカウト陣からは「伸びしろ」に高評価
バックネット裏には、日本国内のみならずメジャーを含む12球団以上のスカウトが詰めかけました。
視察したDeNAの八馬アマスカウティンググループリーダーは、そのポテンシャルを高く評価しています。
「上位候補になる可能性は十分ある。経験値が少ない分、まだ伸びしろがある」
実績以上に、その右腕に秘められた「将来性」がプロの眼を釘付けにしています。
【編集後記:亜細亜の『伝統』を継ぐ、泥臭き剛腕】
斉藤汰直投手や山城京平投手といった、昨年のドラフトを沸かせた先輩たちが抜けた穴は決して小さくありません。
しかし、川尻啓人投手の投球を見ていると、亜大伝統の「泥臭く、気迫で押す」スタイルが脈々と受け継がれているのを感じます。
自己最速158キロという数字に甘んじることなく、勝負どころで150キロ台を叩き込む。
その出力の高さと、ここ一番での集中力は、まさに「戦国東都」の荒波で揉まれてきた証でしょう。
「上位候補」という言葉が現実味を帯びてきた春。
川尻啓人投手の右腕が、亜大を再び頂点へと押し上げるのか。
神宮の杜に、新たな伝説の幕開けを予感させる一戦でした!







