投打噛み合い鶴岡東を下す
第108回全国高校野球選手権第3日 1回戦 東海大甲府5―2鶴岡東 ( 2026年8月7日 甲子園 )
第108回全国高校野球選手権大会は白熱の1回戦が行われ、山梨代表の東海大甲府が鶴岡東(山形)を5ー2で下し、3年ぶり15回目の出場で堂々の初戦突破を果たしました!
東海大甲府にとって夏の甲子園での勝利は、2015年以来実に11年ぶり。
夏通算勝利数を「21勝」に伸ばし、系列校のライバル・東海大相模に並ぶ全国歴代37位タイへと浮上しました。
■ 山梨大会打率.476の怪物4番!伊沢拓真が頼れる2打点で相手エースを粉砕
勝利を引き寄せたのは、山梨大会で打率.476、7打点と打ちしまくった4番打者・伊沢拓真選手(3年)の力強いバットでした。
まずは初回、1点を先制した直後の1死二塁の場面。
「先制点を取ってくれてチャンスでつないでくれたので、絶対に打ってやるという気持ちで打席に入りました」と語る通り、集中力を研ぎ澄まして左前適時打を放ち、すぐさま追加点を奪います。
さらに1点差に迫られた直後の5回裏、1死一、三塁の絶好機で再び打席へ。
鶴岡東のエースが投じた渾身の勝負球を巧みに捉え、この日2本目となるレフト前タイムリー!追撃の芽を摘む貴重な打点を叩き出し、主砲としての圧倒的な勝負強さを見せつけました。
試合後、伊沢選手は相手エースからの価値ある打撃に胸を張りました。
「相手のエースから打ててうれしい。(5回の打席は)気持ちで打った打撃でした」
■ 11年ぶりに響き渡った校歌。「絶対に歌ってやるという気持ちだった」
投打が見事に噛み合い、試合終了の瞬間を迎えると、アルプススタンドと一体となって11年ぶりとなる大感銘の校歌を聖地の空に響かせました。
溢れる笑顔で校歌斉唱を終えた伊沢選手は、感慨深そうに思いを口にしました。
「絶対的に校歌を歌ってやるという気持ちで試合に臨んだ。歌うことができて本当に幸せでした」
伝統のユニホームを身にまとった精鋭たちが、11年分の思いを胸に聖地で最高の第一歩を踏み出しました。
【編集後記:『4番・伊沢のファーストストライクアプローチ』に見る東海大甲府の攻撃デザイン】
東海大甲府の皆様、11年ぶりとなる夏の甲子園での勝利、誠におめでとうございます!
スコアラー目線でこの試合のイニシアチブ(主導権)を紐解くと、4番・伊沢拓真選手のアプローチの精度が極めて高かったことが勝利の最大のロジックと言えます。
初回、そして5回という「試合の潮流がどちらに傾くか分からない緊迫した場面」において、伊沢選手はボールを見過ぎてカウントを悪くすることなく、甘く入った球を一球で捉える高いコンタクト能力を披露しました。
相手投手からすれば、「初球から狙われるプレッシャー」によって配球の選択肢が狭まり、ストライクゾーンへ投げ込まざるを得なくなった展開が、東海大甲府打線全体の優位性を生み出していました。
投打のバランスが非常に高く整っており、11年ぶりの白星を得たことでチームの勢いと経験値はさらに上がっています。
歴代37位タイとなる夏21勝目を挙げ、勢いに乗る東海大甲府。
甲子園の舞台でどこまで上位へ勝ち進んでいくのか、虎渓三笑TVでもその進撃を最注目で追いかけていきます!





