【都市対抗予選】東芝・中妻翔が神セーフティー&右越えソロ!大技小技で第1代表決定戦へ

勝ち越しの絶妙セーフティーバント

第97回都市対抗野球大会西関東予選第1代表決定トーナメント準決勝 東芝6―2三菱重工East ( 2026年6月9日 横浜 )

アマチュア野球最高峰の舞台を目指す、第97回都市対抗野球大会の西関東地区2次予選。

名門・東芝が宿敵との大一番を制し、見事に第1代表決定戦への進出を決めました。

この重要な一戦で、「7番・左翼」としてスタメン起用された入社3年目の野手・中妻翔(かける)選手(24)が、文字通り大技小技を完璧に駆使する大車輪の活躍を披露。

勝ち越しの絶妙セーフティーバントに、貴重な一発を含む3安打2打点とバット(そして足)でチームを力強く牽引しました。

■ 4回に魅せた技ありの勝ち越しスクイズ気味セーフティー!

「今までやってきたことを出せたのが一番うれしい。(4回の場面は)何としても1点が欲しかったのと、相手のポジショニングを見て、そこまで警戒していなかったので、あそこは打つよりも(セーフティーバントの方が)確率が高いかなと」

そうクレバーに振り返った中妻選手。その言葉通り、1ー1の同点で迎えた4回裏2死三塁という、一打勝ち越しのチャンスで球場をアッと言わせるプレーが飛び出しました。

カウント1ボールからの2球目、中妻選手は相手の隙を見逃さず、三塁線へパーフェクトなセーフティーバントを転がします。

これが完全に意表を突くピッチャーへのバント安打となり、貴重な勝ち越し点を奪い取りました。

2死というシチュエーションで、打つだけでなく「より確率の高い1点」を自らもぎ取りに行く圧巻の野球IQの高さでした。

■ 7回には力でねじ伏せる貴重な右越えソロアーチ!

中妻選手の勢いは小技だけにとどまりません。

2ー1とわずか1点リードで迎えた7回裏の先頭打者として迎えた第4打席でした。

「引っ張れる球が来れば思い切り行くつもりでした」

初球、相手投手が投じた内角のストレートを完璧なスイングで振り抜くと、打球はライトスタンドへと突き刺さる貴重な追加点のソロホームランに。

相手に傾きかけた流れを再び東芝へと引き戻す、中堅スラッガーとしての勝負強さを見せつけました。

■ 緊張からの腹痛を乗り越えた、2回の「執念の7球」

三菱重工Eastという屈指の強豪を相手にした大一番。

中妻選手は試合前、あまりの緊張から「腹痛」に襲われていたといいます。

しかし、2回裏に巡ってきた第1打席でその嫌なムードを自ら吹き飛ばしました。

相手バッテリーにテンポよく3球で追い込まれながらも、そこからファウルで粘り、カウント2ー2からの7球目を綺麗にレフト前へと運びます。

「簡単に三振しないことと、広角に打ち分けるのを目標にしてきた」と語る通り、この粘りの1本で完全に波に乗ったことが、4回のセーフティー、そして7回の一発へと繋がりました。

■ 11日、第1代表の座をかけて復活・日産自動車と激突!

東芝は明日11日、いよいよ東京ドームへの一番乗り(第1代表)の座をかけて、今季から第一線に帰ってきた宿敵・日産自動車との大一番に挑みます。

運命の決戦を前にしても、中妻選手は泰然自若。

「(次の試合も)やることは変わらない。自分にできることをしっかりやって勝つだけです」と力強く前を見据えました。

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【編集後記:これぞ大人の社会人野球。中妻翔が体現した『勝つための選択肢』】

東芝の皆様、まずは第1代表決定戦への進出、おめでとうございます!

三菱重工Eastとのしびれるような息詰まる攻防、本当にナイスゲームでした。

その中でも、中妻翔選手の活躍にはネット裏のファンも唸らされたのではないでしょうか。

2死三塁からの勝ち越しセーフティーバント。

高校野球や大学野球であれば「強気で打っていけ!」となるところを、相手のサードや投手の守備位置(ポジショニング)を瞬時に見極め、初球のあとの2球目に仕掛けて一発で決める。

この「状況判断力」と「バント技術」こそが、1点を争う都市対抗予選を勝ち抜くために最も必要な『社会人野球の真髄』です。

さらに、そうかと思えば7回には初球のインコースを迷わず引っ張ってライトスタンドへ放り込むパンチ力もある。

まさに「大技小技を駆使する」という表現がこれ以上ないほどピタッとハマるプレースタイルです。

試合前に緊張でオナカが痛くなっていたというチャーミングな一面も含め、非常に応援したくなる選手ですね(笑)。

2回の追い込まれてからのレフト前ヒットも含め、配球を読みながら打席の中でアジャストしていく能力は一級品です。

さて、次戦の相手はいよいよ日産自動車。

西関東の勢力図、いや社会人野球界の歴史にとっても、この両雄が第1代表決定戦で激突するというのはオールドファン含め、胸が熱くならないわけがありません。

日産自動車の質の高い投手陣を相手に、東芝打線がどう立ち向かうのか。

中妻選手が再び仕掛ける「仕掛け」も含め、東京ドーム切符をかけた運命の決戦を、虎渓三笑TVでもどこよりも熱く、最注目で追いかけていきます!

kokeisansyo-tv

がんちゃん(YouTuber + 会社員 + 経営者) 球歴は小学校の軟式野球部のみ。補欠だったためスコアラーを務める。 「スコアブックの書き方」をYouTubeに投稿し、現在の虎渓三笑TVが出来上がる。 元阪神タイガース三宅チーフスコアラーが心の師匠。 1990年代 ID野球を掲げた野村監督率いるヤクルト戦を中心に、年間40試合前後 甲子園球場で阪神を観戦。 現在でも球場入りすると風向き・天候・グラウンド状態の確認から行う。

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