リーグトップタイの4勝目
関西学生野球連盟春季リーグ第7節2回戦 近大4―1関学大 ( 2026年5月17日 GOSANDO南港野球場 )
近畿大学と関西学院大学の対戦が行われ、近大の今秋ドラフト上位候補右腕・宮原投手が先発マウンドに上がりました。
試合前にチームの優勝の可能性が消滅するという、モチベーションの維持が難しいシチュエーション。
しかし、宮原投手はエースとしてのプライドを見せ、5回を4安打1失点に抑え込む好投を披露。
関西大学の米沢投手に並ぶ今春リーグトップタイの4勝目をマークしました。
■ 優勝消滅のショックを断ち切る「切り替えの1勝」
前日までの他校の結果により、戦わずして春の栄冠への道が絶たれてしまった近大ナイン。
重苦しい空気になりかねない中、チームをマウンドから鼓舞したのが宮原投手でした。
「この春最後の勝ち点を取ろう」とチーム全体で気持ちを切り替えて臨んだ一戦。
持ち前の力強い直球とキレのある変化球で関学大打線に的を絞らせず、試合の主導権を渡さないピッチングで味方の反撃を待ち、見事に勝利を呼び込みました。
■ 8試合47回2/3、防御率1.51。「チームを引っ張る投球はできた」
これで宮原投手は今春、8試合に登板して47イニングと3分の2を投げ抜き、防御率1.51(自責点8)という驚異的なスタッツをマークしています。
次戦、18日の3回戦(※順延分)が、チームにとっても宮原投手にとっても今春の最終戦となる見込みです。
惜しくも目標としていた数字には届かなかったものの、リーグ屈指の安定感を誇った春のシーズンを、本人はこのように手応えを口にしています。
「目標だった防御率0点台には届かないと思うが、チームを引っ張る投球はできたのではないかと思う」
【関西学生野球】近大が10-0で京大に圧勝!ドラフト候補・宮原が11K、右膝手術克服の有方が復活登板
【編集後記:モチベーションの壁を越えた宮原投手の価値と、スカウト陣へのアピール】
優勝の可能性が消えた直後の試合というのは、アマチュア野球において最も戦い方が難しいマウンドの一つです。
そこでしっかりと「最後の勝ち点を獲りにいく」と自らを律し、5回1失点できっちり勝てる宮原投手の精神的タフネス。
これこそ、プロのスカウト陣が最も評価したい「エースの資質」ではないでしょうか。
今春ここまで8試合、47イニング以上を投げて防御率1.51。
関西学生リーグというレベルの高い秋季・春季の戦いの中で、常に試合を作り続けてきた実績は色褪せません。
本人の中に「防御率0点台」という高い高い理想があったからこそ、この安定感が生まれたのだと感じます。
次戦はいよいよこの春の最終戦。
ここまで腕を振ってきた疲労もあるはずですが、ドラフト上位候補としての真価を改めてネット裏に見せつけるような、圧巻の締めくくりを期待したいところです。
近大のエースが神宮(全日本選手権)への切符は逃したものの、その右腕が放つ輝きは秋のドラフト会議に向けてさらに増していくはず。
虎渓三笑TVでも、彼の春のラストマウンドまで熱く注目していきます!






