王者・青学が最高のスタート
史上初の「7季連続優勝」という大記録へ挑む青山学院大学が、開幕3連勝と最高のスタートを切りました。
その中心にいるのは、やはりこの男。
今秋ドラフト1位候補の呼び声高いエース・**鈴木泰成(すずき・たいせい)投手(4年)**です。
■ エースのプライド。8回無失点でも「三振が少なかった」
中大を相手に8回3安打無失点。
リーグ通算10勝目という節目を迎えながらも、背番号18の言葉に妥協はありません。
- 飽くなき向上心: 「スピードを意識してボールがはっきりした。いつもより三振が少なかった」と、4奪三振という結果に反省を口にするストイックさ。
- スカウト絶賛: 「直球で押し込めていた。(ドラフト1位候補に)入ってくる」(ロッテ)、「全国を見渡してもトップクラス」(日本ハム)と、NPB各球団の評価は不動のものとなっています。
■ 国学院大・藤本士生、衝撃の1安打11奪三振完封!
もう一人の主役は、国学院大の3年生左腕・藤本士生(ふじもと・しき)投手。
立正大を相手に、あわやノーヒットノーランという衝撃の投球を見せました。

- 圧巻の支配力: 6回1死まで無安打。最終的に許した安打はわずか1本、11個の三振を奪う完璧な内容でリーグ戦初完封を飾りました。
- 腰痛からの復活: 昨秋は腰痛で登板なし。「チームの先頭に立つ」という強い決意が、この快投を生みました。
■ 亜大・前嶋、初アーチが劇的満塁弾!「野村ノート」を体現
捕手としての矜持を見せたのは、亜細亜大学の前嶋大輝選手。

- 読み勝ちのグランドスラム: 6回2死満塁、初球のカットボールを一閃。「勝てる捕手」を目指し、故・野村克也氏の「野村ノート」を愛読する理論派が、今季初勝利を呼び込む最高の一打を放ちました。
【編集後記:戦国東都に吹く『エースの風』】
青学大・鈴木投手の「10勝は気にしない」という不敵なまでの自信。
そして国学院大・藤本投手の鮮烈な完封劇。
今春の東都は、投手のレベルが極めて高い次元で拮抗しています。
特に青学大の鈴木投手は、勝つことが当たり前とされるプレッシャーの中で、淡々と、しかし凄みを増した直球を投げ込んでいます。
スカウトが「全国トップクラス」と断言するそのポテンシャルは、もはや大学レベルを超越しつつあるのかもしれません。
7連覇を狙う絶対王者・青学を、どこが止めるのか。
あるいは、藤本投手のような新星がリーグの勢力図を塗り替えるのか。
1球たりとも目が離せない、熱い春が始まりました!





