来秋ドラフト候補の主将・大塚弥が攻守に躍動
高校野球秋季兵庫県大会準決勝 明石商7―1東洋大姫路
秋季高校野球兵庫県大会の準決勝が3日に行われ、名門・明石商が東洋大姫路を7―1で撃破し、見事決勝進出を果たしました。
この勝利により、明石商は2019年以来7年ぶりとなる秋季近畿大会への出場を決定。
2020年春以来7年ぶりとなる選抜甲子園出場へ向けて大きく一歩前進しました。
■ 病み上がりを押して放った圧巻の長打!主将としてチームの勝利に貢献
この大一番で攻守にわたって圧巻の存在感を示したのが、来秋のドラフト注目候補として熱視線を浴びる「4番・捕手」の主将・大塚弥(あまね)選手(2年)です。
数日前まで発熱に見舞われ、決して万全ではないコンディションの中で挑んだこの一戦。
6―1とリードして迎えた9回表1死無走者の打席では、体調不良を感じさせない鋭いスイングで左越え三塁打を奪取。ダメ押しとなる貴重な7点目を演出しました。
大塚弥選手 「個人としては調子が良いとは言えない中でしたが、みんなが団結してチームとしてやるべきことを徹底できていた。とてもいい勝利だったのではないかなと思います」
■ 好リードでエース・仲吉を1失点完投へ導く!NPBスカウト陣の前で冷静な姿勢
守っても正捕手として先発の仲吉泰清投手(2年)を巧みにリードし、東洋大姫路打線をわずか1点に抑え込む完投勝利をアシストしました。
遠投110メートルの強肩と長打力を併せ持つ大型捕手に対し、ネット裏ではNPBスカウト陣が熱視線を送っていましたが、本人は至って冷静に自らの足元を見つめています。
大塚弥選手 「僕はまだまだ経験を積まないといけない立場ですし、プロのことはまだ考えていない。今はチームの日本一に向かって全力で取り組むだけです」
新チーム結成とともに主将に就任し、キャプテンシーを発揮しながらチームを牽引する大塚選手。見据えるのは兵庫県の頂点、そして近畿大会での躍進です。
大塚弥選手 「兵庫の1位校として近畿大会に行きたいです」
【編集後記:『遠投110mのポテンシャル×体調不良をカバーするアプローチの質の高さ』。大塚弥が見せる超高校級捕手の素質】
明石商の皆様、そして大塚弥選手、7年ぶりの秋季近畿大会出場決定、誠におめでとうございます!
スコアラー目線で今回の大塚選手のアナライズを行うと、「発熱明けという悪コンディションの中でも軸がブレない打撃メカニクス」と、「エース仲吉投手を最後までノリノリで投げさせた配球とインサイドワーク」が非常に際立っていました。
9回に見せた左越え三塁打の場面では、体力が削られている状況でも手元までしっかり引きつけ、下半身の強い回転でバットのヘッドを走らせることができていました。
遠投110mを誇る肩の強さ・強打というフィジカルの強さだけでなく、体調に合わせたアプローチができる引き出しの多さは高校2年生として群を抜いています。
また、主将として「プロの評価」に浮足立つことなく「チームの日本一」を最優先に掲げる高い精神性(メンタリティ)も魅力的です。
兵庫1位の座をかけた決勝、そして選抜切符が決定する秋季近畿大会へ向け、明石商の扇の要・大塚選手のプレーから今後も目が離せません!







