2014年以来12年ぶり2度目となる優勝
第97回都市対抗野球大会は6日、東京ドームで決勝戦が行われ、西濃運輸(大垣市)がNTT西日本(大阪市)との激闘を4―3で制し、2014年以来12年ぶり2度目となる優勝を果たしました。
東海地区の強豪が見せた勝負所での集中力と粘り強い継投策が実を結び、黒獅子旗を再び大垣市へと持ち帰ることとなりました。
■ 4回に怒涛のラッシュ!大本・大山・城野で作ったチャンスから一挙4点
試合が動いたのは4回表、西濃運輸の攻撃でした。
先頭の大本拓海選手が死球で出塁すると、続く大山仁也選手、城野達哉選手の怒涛の連打で鮮やかに先制点を奪います。
さらに満塁と好機を広げると、原田大輔選手が押し出しの死球を選び追加点。
直後に相手内野陣の守備の乱れも逃さず、この回一挙4点を奪うビッグイニングを作りました。
勝負所を逃さない打線の集中力と泥臭い攻めが、優勝を引き寄せる大きなアドバンテージとなりました。
■ NTT西日本の凄まじい猛追……9回1点差まで詰め寄られるも逃げ切り
投げては先発の摺石逹哉投手が要所を締める好投を披露。
7回裏にNTT西日本打線の反撃を受け、田中秀政選手・藤井健平選手の連打から辻本勇選手、串畑勇誠選手の適時打で2点を返されると、試合は緊迫した展開へ。
8回裏には1死一、三塁のピンチを背負いましたが、併殺打で切り抜けました。
9回裏には辻本選手に右中間越えの1号ソロ本塁打を浴び、3―4と1点差まで詰め寄られたものの、最後の打者を抑えてゲームセット。NTT西日本の61年ぶり優勝の夢を阻み、歓喜の輪が広がりました。
【編集後記:『勝負所のワンチャンスをモノにする集中力×8回の併殺劇』。西濃運輸の勝因アナライズ】
西濃運輸の皆様、12年ぶり2度目の都市対抗優勝、本当におめでとうございます!
スコアラー目線でこの決勝戦をアナライズすると、「4回表に見せた相手の隙を逃さない徹底した畳み掛け」と「8回裏の勝負所での併殺完成」が勝敗を分けたポイントでした。
4回表の攻撃では、先頭の出塁から連打で畳み掛け、相手バッテリーにプレッシャーを与え続けました。
死球や相手守備の乱れを確実に得点へ結びつけた姿勢は、トーナメントを勝ち抜いてきたチームならではの強かさです。
一方、NTT西日本の凄まじい粘りも印象的でした。
7回に2点を返し、8回裏1死一、三塁という一触即発の場面を作り出しましたが、西濃運輸の守備陣が落ち着いて遊ゴロ併殺に打ち取ったプレーが結果的に決定打となりました。
9回にソロアーチが出ただけに、あの8回の併殺がなければ試合の行方は分からなかったと言えます。
激闘の末に黒獅子旗を手にした西濃運輸。
東海地区のハイレベルな戦いを象徴するような、実に見応えのある決勝戦でした!








