【甲子園】横浜のドラ1候補・織田翔希が聖地154キロ&12Kで沖縄尚学を撃破!

松坂大輔に次ぐ通算7勝目&井上尚弥から得た「王者」の美学

第108回全国高校野球選手権大会は10日、1回戦屈指の好カードが行われ、今秋ドラフト1位候補・最速157キロ右腕の織田翔希投手(3年)を擁する神奈川代表・横浜が、昨夏王者の沖縄尚学を退け、見事に初戦突破を果たしました。

昨春選抜王者(横浜)と昨夏甲子園王者(沖縄尚学)による「王者同士の激突」という超超ビッグマッチ。

3万7000人の観衆、そしてNPB全12球団に米大リーグ(ヤンキース、レンジャーズなど)を加えた日米17球団のスカウト陣が集結する異例の厳戒態勢の中、世代屈指の大怪物が圧巻のパフォーマンスを披露しました。

■ 154キロ連発&12奪三振の「圧投」!ライバル末吉良丞との熱い抱擁

試合終了のサイレンが鳴り響くと、聖地の主役二人が本塁前で熱く抱き合いました。

昨夏の優勝投手である沖縄尚学のエース・末吉良丞投手(3年)から「ありがとう、頑張れよ」とバトンを託された織田投手。

昨年の選抜で3回途中4失点と打ち込まれた因縁の相手に、最高の形でリベンジを果たしました。

「素晴らしいチームに勝ち切れてうれしい。(末吉投手は)昨年の優勝投手。投げ合えて、凄く楽しかった」

この日の織田投手はまさに無双状態。3回2死には甲子園の球場表示で歴代最速(155キロ)にあと1キロと迫る154キロを計測(※巨人スカウトのスピードガンでは155キロ)。

全139球中、実に20球が150キロ越えという圧倒的な球威でねじ伏せます。

さらに102キロの超スローカーブと切れ味抜群のスライダーを織り交ぜ、8回2/3を6安打2失点、12奪三振

他の投手に甲子園の経験を積ませるために9回2死でマウンドを譲りましたが、名門・横浜の投手としてはあの松坂大輔氏(11勝)に次ぐ、歴代2位タイとなる聖地通算7勝目を挙げました。

■ 「井上尚弥VS中谷潤人」で掴んだ王者のメンタルと、新リズムのノーワインドアップ

織田投手が「伝説のチャンピオンになる」と心に誓った原点――それは今年5月2日、東京ドームで行われた世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ「井上尚弥 VS 中谷潤人」の観戦でした。

春季神奈川県大会の真最中という異例のタイミングでありながら、村田浩明監督が「こういう勝負の瞬間に触れることが、人生で必ず生きてくる」と直々に引率。

5万5000人の大観衆を魅了する井上尚弥選手の姿に、織田投手は「研究されても絶対にその上を行くのが真の王者」と強い衝撃を受けました。

さらに関東大会後、村田監督の助言でボクサーがステップを刻むような「ノーワインドアップ」の新フォームへと着手。

この新しいリズムが投球の躍動感をさらに引き出し、日米のスカウト陣を絶句させる大進化へと繋がりました。

大会前に指揮官から授かった指令は「大怪物になれ」。

その言葉通り、伝説への階段を力強く駆け上がっています。

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【編集後記:『154キロ×緩急』で魅せた織田翔希の超高校級ピッチングデザイン。松坂大輔の背中を追うドラ1候補の衝撃】

横浜高校の皆様、そして織田翔希投手、凄まじいプレッシャーの中で掴み取った圧巻の初戦勝利、誠におめでとうございます!

スコアラー目線でこの織田投手のピッチングをアナライズすると、単に「154キロが出た」という球速の数字以上に、彼の「ピッチングデザインの完成度の高さ」に驚かされます。

150キロオーバーの威圧感あふれるストレートをゾーンに投げ込めるのはもちろんですが、相手打線がその直球に目を慣らそうとしたタイミングで「102キロのスローカーブ」を完璧なコースへ落とし込んでいます。

緩急差実に50キロ以上。この「縦の目線・奥行き揺さぶり」をハイレベルで実践されたのでは、いかに昨夏王者・沖縄尚学の強力打線といえど対応のしようがありません。

5月2日のボクシング世界戦観戦から着想を得たという「ノーワインドアップでのリズム作り」も完璧に機能しており、走者なしの場面でのフォームのタメと出力の伝達効率が飛躍的に向上しています。

まさに「研究されてもその上を行く」という井上尚弥選手の美学をそのままマウンドで体現してみせました。

松坂大輔氏の「聖地11勝」という偉大な記録へまた一歩近づき、今秋のNPBドラフト会議、さらには将来的なメジャーリーグ(MLB)挑戦をも予感させる超高校級のポテンシャル。

村田監督の言葉通り「大怪物」へと覚醒を遂げつつある織田翔希投手と、深紅の大優勝旗を目指す横浜高校。

彼らが紡ぐ令和のサクセスストーリーを、虎渓三笑TVでもどこよりも熱く追い続けていきます!

kokeisansyo-tv

がんちゃん(YouTuber + 会社員 + 経営者) 球歴は小学校の軟式野球部のみ。補欠だったためスコアラーを務める。 「スコアブックの書き方」をYouTubeに投稿し、現在の虎渓三笑TVが出来上がる。 元阪神タイガース三宅チーフスコアラーが心の師匠。 1990年代 ID野球を掲げた野村監督率いるヤクルト戦を中心に、年間40試合前後 甲子園球場で阪神を観戦。 現在でも球場入りすると風向き・天候・グラウンド状態の確認から行う。

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