2打席連続を含む1試合3本塁打、驚異の10打点
JABAベーブルース杯予選リーグ 東海理化27―12北海道ガス ( 2026年4月29日 大垣市北公園野球場 )
社会人野球のJABAベーブルース杯予選リーグ。
東海地区の雄・東海理化が、22安打27得点、チーム計6本塁打という文字通りの「大爆破」を見せ、予選リーグ初戦を圧巻のロケットスタートで飾りました。
この歴史的な大勝劇の主役に躍り出たのが、「6番・右翼」でスタメン出場した入社3年目の鈴木滉世内野手(25)です。
2打席連続を含む1試合3本塁打、驚異の10打点を叩き出す神がかり的な大暴れで、チームを勝利へ導きました。
■ 「人生初めて」驚異の3打席連続アーチ&10打点
「自分は低く強いライナーを打つことを心がけ、足で先の塁を奪って長打にするタイプ。1試合2本も記憶にない中で、3本塁打は人生初めてです。3本目は自分でも本当にビックリしました」
試合後、本人も目を丸くした本塁打ショーの締めくくりは、25ー11とリードして迎えた7回裏1死二塁の第5打席でした。
カウント1ー2からの4球目、相手左腕が投じた内角ストレートを綺麗なインサイドアウトの軌道で一閃。
打球はバックスクリーンへ吸い込まれる中越えの2点本塁打となりました。
第2打席の左越え3ラン、第4打席の左越え3ランに続く、まさに「エグすぎる」この日3本目のアーチ。
第3打席でもレフト前へ2点適時打を放っており、一人で10打点を叩き出す大獅子奮迅の活躍を見せました。
チームとしても鈴木選手の3発に加え、角田勇斗内野手(24)の2打席連続本塁打、武藤健司内野手(28)の2点本塁打と、打線が完全に火を噴き、終わってみれば27得点という壮絶なスコアシートを書き上げました。
■ 2打席連続三振での途中交代……苦い教訓が生んだ「センター返し」の意識
これ以上ない最高の結果を残した鈴木選手ですが、ここに至るまでは深い苦悩がありました。
直近のJABA静岡大会、日立市長杯では、スタメン起用された3試合のうち2試合で「第1打席から2打席連続三振」を喫し、そのまま途中交代という屈辱を味わっていました。
「切り替えがうまくできていなかった」と猛省した鈴木選手は、前からのトスによるティーバッティングにじっくり時間を割き、徹底的に「センター方向へ打ち返す」基本に立ち返る修正を行ってきました。
この日の第1打席も実は見逃し三振に倒れていましたが、「内容はそんなに悪くないと思いましたし、コーチの方からも同じことを言われました」と、これまでの教訓を生かしてすぐさまメンタルをリセット。
一発が出てからも浮足立つことなく、「常にセンター返し、後ろに繋ぐ意識」を貫いたことが、人生初の3本塁打という最高のご褒美へと繋がりました。
■ 30日、鬼門の予選2戦目はJR東日本との大一番へ
東海理化は、本日30日に決勝トーナメント進出をかけた大一番、JR東日本との対戦に臨みます。
実はチームは静岡大会、日立市長杯ともに「予選リーグ2試合目」で関東のチームに敗れており、ここで勝てるかどうかが今大会、そして夏の都市対抗予選へ向けた最大の試金石となります。
鈴木選手は「どちらも関東のチームに負けているので、大事な試合になる。打線の繋がりはどんどん良くなっていますし、そこは継続して試合に臨みたい。チーム全員、ベーブルース杯で優勝することしか考えていません」と力強く必勝を誓いました。
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【編集後記:27得点の衝撃と、鈴木滉世が掴んだ『リセット』の極意】
東海理化打線、恐ろしいことになっていますね!
22安打27得点に6本塁打。いくら打高のベーブルース杯とはいえ、社会人野球の公式戦でこれだけのスコアを見ることは滅多にありません。
その中でも鈴木滉世選手の3打席連発・10打点というのは、まさに鳥肌ものです。
本人が語るように、本来はアベレージ型で足を活かすタイプの打者が、これだけスタンドへ放り込めたというのは、技術とメンタルが完全に噛み合った証拠でしょう。
素晴らしいと感じたのは、第1打席で三振しても崩れなかった精神的タフネスです。
直近の大会で「連続三振で途中交代」という悔しい経験を重ねたからこそ、周囲のコーチのアドバイスを素直に受け入れ、打席の中で良い意味での「割り切り」ができた。
これこそが、長いシーズンを戦う社会人野球の打者にとって最も必要な進化です。
さて、本日30日はいよいよJR東日本との大一番。
静岡・日立と「予選2戦目」で関東の壁に跳ね返されてきた東海理化にとって、このJR東日本戦は単なる予選の1試合ではなく、チームの現在地を占う、絶対に負けられない天王山です。
この爆発的な勢いのまま関東の強豪をねじ伏せ、大垣の地でベーブルース杯の賜杯を掲げることができるか。
神宮やドームを見据えた熱い戦いを、虎渓三笑TVでも全力で注目していきます!







