【春季大阪大会】大院大高の152キロ二刀流・林将輝が履正社相手に4回無失点の快投!非凡なポテンシャル

北海道から大阪学院大高校へ

春季高校野球大阪大会準決勝 履正社3―0大院大高 ( 2026年5月9日 大阪シティ信用金庫スタジアム )

高校野球の春季大阪大会。強豪・履正社との一戦に臨んだ大阪学院大高校(大院大高)は、0ー3で敗れたものの、投打で高いポテンシャルを秘める驚異の2年生「二刀流」が、マウンドで強烈な輝きを放ちました。

その男とは、最速152キロを誇る林将輝選手(2年)

「6番・右翼」で先発出場すると、3点を追う6回から2番手として急遽マウンドへ。強大な履正社打線を相手に4回無失点という圧巻の好投を披露しました。

■ 173cmの体躯から最速152キロ、3種類のスライダーで翻弄

「これ以上は取らせない、という気持ちでマウンドに上がりました」

緊迫した場面での救援にも動じず、林選手はマウンド上で躍動しました。

1メートル73と投手としては決して大柄ではありませんが、そこから投げ下ろす直球は最速152キロを計測する本格派。

さらにスカウト陣を唸らせたのは、その器用さと変化球のクオリティです。

持ち前のキレ味鋭いスライダーを「縦・横・斜め」と3種類の変化方向に操り、チェンジアップやフォークを織り交ぜて履正社打線に的を絞らせませんでした。

打者16人に対して被安打2、5つの三振を奪う見事な内容に、「自分の中でも結構、良かったんじゃないかと思います」と確かな手応えを口にしました。

■ 履正社のエースに苦杯も、見据える「二刀流」の理想像

一方の打撃では、履正社の絶対的エース右腕・木村颯選手(3年)の前にチーム全体がわずか1安打と沈黙。

林選手自身も3打数無安打に抑え込まれ、自慢のバットで得点を奪うことはできませんでした。

しかし、無安打の中にも収穫はありました。

「良い当たりもあった。変化球を待っていたところで、スライダーとか狙い通りに打てた場面もありました」と振り返るように、世代トップクラスの投手と対峙した経験は、2年生の彼にとって大きな財産となったはずです。

高校野球における「投打二刀流」の調整は、肉体的にも精神的にも非常にタフさが求められます。

しかし、林選手は早くもその先にある高い理想を掲げています。

「どちらかに偏ってしまうと良くない。ピッチングが良ければバッティングも、という感じで、両方のレベルを同じように上げていけるようにしたい」

この悔しい敗戦を糧に、大院大高の若き怪物がさらなる進化を誓いました。

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【編集後記:173センチから152キロ!新星・林将輝が大阪の勢力図を揺るがすか】

大院大高に、またとんでもないロマンの塊のような下級生が現れましたね!

1メートル73という決して恵まれた体格ではないところから、2年生のこの時期に152キロを叩き出すだけでも驚きですが、驚かされたのはその器用さです。

同じスライダーを縦・横・斜めの3種類に投げ分けるというのは、感覚が相当に研ぎ澄まされていなければできません。

力任せに投げるのではなく、打者との駆け引きができる「勝てる投手」としての素質を、あの履正社打線を4回無失点に抑えた事実が何よりも証明しています。

今回は履正社のプロ注目右腕・木村颯投手の前に打線が1安打と抑え込まれ、林選手自身もノーヒットに終わりましたが、この「全国レベルの壁」を2年の春に体感できたことは計り知れない価値があります。

木村投手のキレを肌で知ったことで、彼が目指す「投打両輪でのレベルアップ」へのモチベーションはさらに跳ね上がったのではないでしょうか。

大阪はどうしても大阪桐蔭と履正社の「2強」に注目が集まりがちですが、大院大高にこれだけのタレントがいるとなれば、夏の選手権予選はさらに混沌としてきます。

まだ2年生、ここから夏、そして新チームへと向かう中で、この「152キロの二刀流」がどこまでスケールアップしていくのか。

虎渓三笑TVでも、大阪の勢力図を塗り替えるかもしれない超新星として、今後も熱く追いかけていきたいと思います!

kokeisansyo-tv

がんちゃん(YouTuber + 会社員 + 経営者) 球歴は小学校の軟式野球部のみ。補欠だったためスコアラーを務める。 「スコアブックの書き方」をYouTubeに投稿し、現在の虎渓三笑TVが出来上がる。 元阪神タイガース三宅チーフスコアラーが心の師匠。 1990年代 ID野球を掲げた野村監督率いるヤクルト戦を中心に、年間40試合前後 甲子園球場で阪神を観戦。 現在でも球場入りすると風向き・天候・グラウンド状態の確認から行う。

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