不敗神話消滅、藤沢涼介が逆転3ラン
地元・浜松球場で行われたJABA静岡大会準決勝。
昨秋の日本選手権王者・ヤマハは東京ガスと対戦し、2-3で惜敗しました。
昨季から公式戦10連勝を続けていた絶対的エース、佐藤廉投手に、一昨年以来となる黒星がつく波乱の展開となりました。
■ 魔の3回、プロ注目打者に許した逆転3ラン
1点リードで迎えた3回裏、佐藤投手は2死から走者を出すと、東京ガスの3番・藤沢涼介選手(プロ注目)に捕まりました。
2ストライク1ボールと追い込んでからの4球目。
内角を狙った速球がわずかに高めに浮いたところを逃さず、右翼ポール際へ運ばれる逆転3ランを許しました。
佐藤投手は試合後、
「失投。自分らしくなく力勝負にいってしまった」 と、痛恨の1球を悔やみました。
■ 消えた不敗神話。イニング途中での降板に悔しさを滲ませる
昨季、公式戦10勝無敗という驚異的な成績で最多勝利投手賞に輝いた佐藤投手。
一昨年の京都大会以来となる敗戦投手となり、長らく続いていた不敗神話がストップしました。
1点ビハインドの7回2死二塁でマウンドを降りる際、
「久々にイニング途中で降板した。代わってベンチまで帰る道のりが本当に嫌い」 と、エースとしての強い責任感と悔しさを吐露しました。
■ 「僕も負けるってこと」――新たな再出発へ
「僕が投げたらチームが勝つと思ってもらえるのは嬉しいが、僕も負けるということ」と、敗戦を冷静に受け止めた佐藤投手。
連勝記録は止まりましたが、その表情にはすでに次を見据えた決意が宿っています。
ヤマハの次戦は23日開幕のJABA長野大会。
この悔しさを糧に、再びマウンドで躍動するエースの姿を期待しましょう。
【編集後記:エースが背負う『1勝』の重み】
「不敗神話」が止まったことはショックかもしれませんが、佐藤投手本人の言葉通り、この敗戦が彼をさらに強くさせるはずです。
全イニングを投げ抜き、チームを勝利へ導くのが当たり前とされるエースにとって、7回途中での降板は筆舌に尽くしがたい屈辱だったでしょう。
しかし、その「ベンチへ帰る道のりが嫌い」という言葉こそ、彼が依然として超一流の勝負師である証です。
東京ガスの藤沢選手というプロ注目の強打者に対し、真っ向勝負を挑んだ結果の失点。
この「力勝負」への反省が、次の長野大会、そして都市対抗予選へと繋がる大きな財産になるはずです。
負けないエースから、「負けを糧にする真のエース」へ。佐藤廉の第2章に注目です!







