佐藤廉の絶対的存在感
昨年の日本選手権王者・ヤマハが、昨季の都市対抗覇者・王子との大一番を2-1で制しました。
1-1で迎えた8回に舟久保秀稔外野手の殊勲打で勝ち越し。
最後は絶対的エース、佐藤廉投手が完璧な火消しを見せ、予選リーグ突破を決めました。
■ 8回の執念!舟久保が放った決勝タイムリー
試合は1点を争う緊迫した展開。
同点で迎えた8回、舟久保選手が放った打球は勝ち越しの決勝適時打となりました。
「とにかく勝つための役割を果たそうと決めていた」という一打が、チームを決勝トーナメントへと押し上げました。
■ わずか6球の「完全守護」。エース佐藤廉の自覚
9回、マウンドに上がったのは昨季の日本選手権MVP右腕・佐藤廉投手でした。
- 投球内容: 1イニングをわずか6球、3者凡退で終了。
- 鉄腕の証明: 中3日前の中、7回から準備を開始。ゾーンで勝負する姿勢で相手打線をねじ伏せました。
- 投手陣の安定感: 予選3試合で計3失点。全試合を1失点に抑える驚異的な安定感が、打線が苦しむ中でも勝利を呼び込みました。
昨季は公式戦無敗の10勝。
最多勝利投手賞とベストナインの2冠に輝いた佐藤投手ですが、「自分たちが上だと思ったことは一度もない。常に良くなりたい」と、飽くなき向上心を口にしています。
■ 申原監督の描く「常勝ヤマハ」への道
先発・梅田投手の5回1失点の好投から、金原、水野と繋いだ盤石の継投。
申原直樹監督も「こういう試合を勝ち切れたのは力がついてきている証拠。よく投げ、よく打った」と、投打の噛み合いに手応えを語りました。
【社会人野球】ヤマハ、静岡大会準決勝で惜敗。エース佐藤廉に2年ぶりの黒星「1球の失投」に泣く
【編集後記:王者の奢りなき『常勝軍団』への進化】
昨年の日本選手権覇者でありながら、佐藤投手の言葉からは「追われる立場」の守りではなく、常に進化を求める「挑戦者」の熱量が伝わってきました。
特に投手陣の安定感は特筆ものです。
王子という強豪を相手に、1点差を守り抜く。
この「勝ち切る力」こそが、1990年以来となる都市対抗の黒獅子旗奪還への最短距離ではないでしょうか。
チーム内でも若手がエースを追い越しにかかり、エースがそれを跳ね返す。
この健全な競争意識が、今のヤマハの強さを支えています。
決勝トーナメント、さらには東京ドームの頂点へ。ヤマハの快進撃は止まりそうにありません!







