亡き恩師・渡辺元智さんへ捧ぐ勝負強さで決戦の3回戦へ
東都大学野球秋季リーグ第1週第2日 国学院大10―2立正大 ( 2026年9月9日 神宮 )
東都大学野球秋季リーグ戦にて、春秋連覇を狙う国学院大が接戦を制し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻して10日の3回戦へと持ち込みました。
この重要な一戦で輝きを放ったのが、昨春のリーグMVPでもある緒方漣内野手(3年・横浜)です。
■ 春季MVPの真骨頂!理想的な右前・勝ち越しタイムリー
1―1の同点で迎えた5回表、無死二塁の勝ち越しチャンス。
打席に立った緒方選手は、相手投手が投じた緩いチェンジアップを綺麗に溜めて捉えると、鮮やかに右前へと弾き返しました。
チームを勝利へ引き寄せる値千金の勝ち越しタイムリーヒットとなります。
緒方漣選手 「あそこ(右方向)に打てればと、理想的な仕掛けができたと思います」
技ありの一打に、背番号「1」を背負う主力としての誇りを覗かせました。
■ 名将・渡辺元智さんの教えを胸に。「結果を出すことが恩返し」
緒方選手にとって、この秋のリーグ戦には特別な思いが込められています。
横浜高校時代、8月に亡くなった名将・渡辺元智元監督からも熱心な指導を受けていました。
日頃の私生活がすべてのプレーに出るという野球人としての心構えや、大会前には直接ティー打撃でボールを上げてもらった記憶が今も鮮明に残っています。
緒方漣選手 「悲しいですけど…。今は結果を出すことが恩返し」
恩師への感謝と決意を胸に、グランドで最高のパフォーマンスを見せ続けています。
■ 狙うは東都春秋連覇!勝負の3回戦へ
チームを1勝1敗のタイへ戻し、決着は10日の3回戦へ。自らの役割を全うした先に、目指す「東都春秋連覇」と「個人タイトル」が見えてきます。
緒方漣選手 「自分の役割を果たすことがチームの勝利につながってくる。まず勝ちにこだわって、その積み重ねが個人タイトルにもつながれば」
主将格として、そしてヒットメーカーとして、戦国東都を牽引する緒方選手のバットから目が離せません。
【編集後記:『緩い球へのバットコントロールと軸のブレなさ』。緒方漣が見せるアジャスト力の極意】
国学院大の皆様、そして緒方選手、勝負所での貴重な勝ち星おめでとうございます!
スコアラー目線で緒方選手の5回の打席をアナライズすると、「変化球に対して崩されない軸の強さ」と「逆方向へ素直にバットを出す技術」が際立っていました。
カウントや状況に応じた打撃ができるのが緒方選手の最大の強みです。
無死二塁という場面で、引っ張りにかかるのではなく、右方向へ進塁打兼タイムリーを狙える素直なスイングパス軌道を描けている点に、レベルの高さを感じます。
横浜高校時代に渡辺元智さんから叩き込まれた「野球に取り組む姿勢」と「基本に忠実な打撃」が、最高峰の東都大学リーグという厳しい舞台でも完全に活きています。
1勝1敗で迎える3回戦、勝ち点を掴み取って春秋連覇へ前進できるか。
緒方選手のグラウンドでの一挙手一投足に注目です!






