池間大智の決勝2ランで強敵ヤマハを撃破
第51回社会人野球日本選手権東海地区最終予選・代表決定戦 東海理化5―1ヤマハ
( 2026年10月3日 長良川球場 )
社会人野球日本選手権の東海地区最終予選にて、東海理化が強豪・ヤマハとの激闘を制し、2大会連続6度目となる本大会(京セラドーム大阪)への出場権を獲得しました!
この代表決定戦の立役者となったのは、159球の熱投で9回1失点完投勝利を挙げたエース・池田大将(ひろまさ)投手と、先制の決勝2ランを含む2安打3打点とバットで鼓舞した捕手・池間大智選手のバッテリーでした。
■ 159球の熱投!今夏都市対抗の悔しさを糧に掴んだ「低めへの徹底」
エースの執念がマウンド上で結実しました。
5―1とリードして迎えた9回裏2死一、二塁。
1ボールからの2球目、池田投手が投じた外角低めのストレートで最後の打者を遊ゴロに打ち取ると、マウンド上で歓喜の輪が広がりました。
今夏の都市対抗野球大会では2試合に先発するも、計3被弾を喫して2回戦敗退。
「アバウトにゾーンを見て投げると打たれる」と痛感した池田投手は、予選までの短い期間でセットポジションからミットまでの軌道を強くイメージし、ブルペンで低めへ集めるピッチングを徹底して磨き上げました。
連投による疲労から球威自体は本来の姿ではなかったものの、丁寧に低めを突く丁寧な組み立てで強打のヤマハ打線をわずか1点に抑え込みました。
池田大将投手 「完投できたのはキャッチャーの池間が何度も鼓舞してくれましたし、みんなのお陰です。都市対抗本戦は本当に不甲斐ないピッチングだったので、低めに集めることを徹底しました。京セラドームではチームを勝たせられるピッチングをしたいです」
■ 8回2死満塁のヤマ場!橋戸賞打者・前野を仕留めたクレバーな投球術
最大のピンチは3―1と2点リードで迎えた8回裏、2死満塁の場面でした。
打席には今夏の都市対抗で橋戸賞を獲得し、今予選でも既に2本塁打を放っている左の主砲・前野幹博選手。
「最作、四球でもOK。長打だけはダメ」と割り切った池田投手は、慎重に追い込むとカウント1―2からの4球目、内角低めを狙ったカットボールで一ゴロに仕留め、最大の難所を無失点でのりきりました。
この渾身の火消しに、ベンチの川脇輝生投手コーチからも「9回も1点取られるまでは絶対に代えないからな」と背中を押され、社会人では自身最多となる159球で見事完投勝利を締めくくりました。
■ 池間大智が先制決勝2ラン&3打点!攻守でエースを強力アシスト
打のヒーローとなったのは、「8番・捕手」で先発出場した池間大智選手でした。
序盤に貴重な先制の2ランホームランを左翼席へ叩き込むと、その後も適時打を放つなど2安打3打点の大暴れ。
マスクを被っても、スタミナが削られていく池田投手を声と配球で何度も鼓舞し続け、2大会連続となるドームへの切符を手中に収めました。
【編集後記:『ミットまでの軌道をイメージする低めへの修正能力×満塁でのリスク管理』。池田大将が見せたエースの進化】
東海理化の皆様、そして池田大将投手、池間大智選手、2大会連続の日本選手権出場おめでとうございます!
スコアラー目線で今回の池田投手の投球をアナライズすると、「都市対抗での被弾を猛省して取り組んだ低めへのコマンド精度(再現性)」と、「8回2死満塁での前野選手に対するクレバーな配球術」が非常に強く光っていました。
連投の疲労から球速・球威が100%でない状況下において、セットポジションでの視線の置き方とミットまでの「ピッチトンネル」を明確にイメージしたことで、ヤマハ打線に強振を許さない低めへの制球力が最後まで維持されていました。
また、8回満塁の場面で前野選手に対し「最悪フォアボールでも可」と割り切り、長打(長打コース)を消す内角低めのカットボールを選択できたリスク管理能力は、まさに大人のピッチングです。
夏の悔しさを糧にワンランク上の投手へと成長を遂げた池田投手。
本大会の京セラドーム大阪でどのような快投を見せてくれるのか、虎渓三笑TVでも熱視線を送っていきます!








