新チームの公式戦初戦は黒星発進
高校野球秋季和歌山大会新人戦2回戦 智弁和歌山2―5和歌山東 ( 2026年8月24日 紀三井寺 )
今夏の第108回全国高校野球選手権大会で5年ぶり4度目の全国制覇を果たした智弁和歌山が24日、秋季和歌山大会新人戦2回戦で和歌山東と対戦。
2―5で敗れ、新チームの公式戦初戦を勝利で飾ることはできませんでした。
この敗戦により、来春の第98回選抜高校野球大会(センバツ)出場へつながる秋季和歌山県大会での「準々決勝からのシード権」を逃す波乱のスタートとなりました。
■ 甲子園決勝からわずか2日後の初戦。ミスも響き初回から後手
22日に阪神甲子園球場で行われた健大高崎(群馬)との激闘から、わずか2日後に行われた新チームの公式戦。
疲労や準備期間の短さが残る中、試合は初回から2点を先行される苦しい展開となりました。
守備では2失策を記録するなど細かいミスも重なり、最後まで流れを引き寄せきれず2―5で無念の黒星。
中谷仁監督は試合後、新チームの選手たちの心境を思いやりながら冷静に初戦を振り返りました。
「“先輩みたいになりたい”と意気込んでいたと思うが、そんなにうまくはいかない」
■ 新主将・井本陽太「負けの怖さを知った。勝ちにこだわれるチームに」
今回の先発メンバー10人中5人は、夏の甲子園でベンチ登録外だった選手たち。
日本一の喜び冷めやらぬ中で挑んだ新チームは、全国制覇の難しさと新チームづくりの厳しさを突きつけられる形となりました。
夏の甲子園で3番打者として全国制覇に貢献し、新チームの主将に就任した井本陽太選手(2年)は、この敗戦を糧に急速なチームの立て直しを誓いました。
「負けの怖さを知った。勝ちにこだわれるチームにしたい」
頂点を極めた先輩たちの背中を追いかけ、和歌山県の厳しい秋の戦いを一戦一戦勝ち上がる覚悟を固めています。
【秋季和歌山大会新人戦】市和歌山のプロ注目強打者・今城陽良が豪快スイングで8点大勝に貢献!
【編集後記:『日本一達成から48時間後の公式戦』という過酷日程。智弁和歌山が秋の県大会で魅せる逆襲のシナリオ】
智弁和歌山高校の皆様、そして新主将の井本陽太選手、過酷な日程の中での初戦、大変お疲れ様でした。
スコアラー目線でこの初戦敗退をアナライズすると、最大の要因は「準備期間と疲労のコントロール」にあります。
8月22日の甲子園決勝からわずか48時間後に新チームでの公式戦を戦うスケジュールは、体力的にも精神的にも極限の状態です。
新チームとしての連携練習や実戦形式の調整時間がほぼゼロの状態で臨まざるを得なかった点は、非常に厳しい条件でした。
しかし、この時期に「負けの怖さ」を知り、ノーシードから秋季県大会を戦う経験は、新チームにとって最高の薬となります。
智弁和歌山には井本主将をはじめ甲子園の頂点を経験した実力者が残っており、個々の潜在能力とポテンシャルは全国トップクラスです。
シード権を逃したことで秋の県大会は初戦から気の抜けないノーシードでの戦いとなりますが、ノーシードから勝ち上がる中でチームの結束力と実戦勘が一気に磨かれるシナリオは十分に考えられます。
敗戦の悔しさを糧に、秋の和歌山、そして近畿大会へ向けてどうチームをブラッシュアップさせてくるか。
王者・智弁和歌山が見せる秋の逆襲ロードを、虎渓三笑TVでも熱く追い続けていきます!





