【京滋大学野球】佛教大のプロ注目右腕・野村亮輔が9回力尽きる。巨人が4人態勢などNPB9球団が熱視線

18人連続アウトも「天王山」で黒星

京滋大学野球春季リーグは19日、運命の最終節1回戦が行われ、リーグ6季連続優勝を狙う佛教大学は、花園大学に1ー3で敗れました。

勝った方がリーグ制覇へ王手をかける、まさに「天王山」の初戦。

大一番のマウンドを託されたのは、今秋のドラフト候補に挙がる最速152キロ右腕・野村亮輔投手(4年)でした。

9回完投の力投を見せたものの、土壇場で力尽き、チームは崖っぷちに追い込まれる苦しい黒星スタートとなりました。

■ 圧巻の18人連続アウトも…9回の死闘に涙

試合は佛教大が1点を先制する理想的な展開で幕を開けました。

野村投手は1ー0で迎えた2回2死から、なんと打者18人連続で無四球無安打に抑え込むという、凄まじい支配力を見せつけます。

マウンド上で圧倒的な存在感を放ち、味方の追加点を待ち続けました。

しかし、1ー1の同点で迎えた最終9回裏、ドラマが待っていました。

ここまで1人で投げ抜いてきた疲れからか、相手打線に捕まり3安打2四死球を献上。

一挙2失点を喫し、サヨナラ負けの形で力尽きました。

試合後、エースとしての責任を一身に背負った野村投手は、悔しさを滲ませながら言葉を絞り出しました。

「チームを勝たせる投球ができなかった。(同点の9回を)抑えられずに情けないな…と思います。大事なところで死球を与えるなど、勝負しきれないようでは勝つことはできないと感じました」

■ 昨秋の日本代表候補。巨人が幹部を含む4人態勢で極秘視察!

昨秋には大学日本代表候補の強化合宿にも招集された実績を持つ、アマチュア球界屈指の本格派右腕。

そのポテンシャルの高さを裏付けるように、この日のバックネット裏にはNPB9球団のスカウトが大集結しました。

特に熱を帯びていたのが読売ジャイアンツ(巨人)です。

水野雄仁編成本部長、そして長野久義編成本部参与を含む4人という異例のスカウト幹部陣を送り込み、一投一打に熱い視線を送っていました。

勝利こそ逃したものの、中盤の見事な投球内容は、スカウト陣に対してその実力を十二分に証明するものとなりました。

連覇の行方は、明日以降の戦いへと引き継がれます。

土俵際に追い詰められた佛教大ですが、この悔しさを糧に逆転での王座死守なるか。京滋の意地をかけた戦いは、一瞬たりとも目が離せません。

【京滋大学野球】京滋リーグ開幕!佛教大・野村亮輔、152キロ右腕が貫録の5K無失点発進

◇野村 亮輔(のむら・りょうすけ)

2004年(平16)10月1日生まれ、滋賀県長浜市出身の21歳。

小2から虎姫ヤンチャーズで野球を始め、虎姫中では湖北ボーイズに所属。

綾羽(滋賀)では1年秋から背番号18でベンチ入りし、2年秋から背番号1。

佛教大では1年秋にリーグ戦初登板を果たし、3年秋にベストナイン受賞。

50メートル走6秒0。1メートル78、90キロ。右投げ左打ち。 

【編集後記:9回のマウンドに見たエースの宿命と、巨人の『本気度』】

佛教大の野村亮輔投手、本当に素晴らしい力投でした。

2回から見せた「18人連続アウト」という数字は、ただ抑えるだけでなく、戦国東都や関西学生リーグのトップクラスの投手と比較しても遜色のない、まさに圧巻のクオリティです。

それだけに、9回に力尽きた瞬間の彼の心中を察すると、胸が締め付けられます。

「大事なところで死球を与えて勝負しきれなかった」と自分を責める言葉を残していますが、ここまでチームを引っ張ってきたのは間違いなくこの野村投手です。

この敗戦の悔しさは、彼をもう一回り大きなピッチャーへと成長させる劇薬になるはずです。

そして、ネット裏のスカウト陣の顔ぶれには本当に驚かされました。

巨人が水野本部長だけでなく、あの長野久義参与まで同伴させて4人態勢で視察に訪れるというのは、地方リーグの視察としては異例中の異例。

これは単なる「リストアップ」の段階ではなく、ドラフト上位指名候補として「本気で獲りにいっている」証拠だと言えます。

右の本格派でゲームを作れる素材として、プロの評価は今回の黒星で1ミリも下がっていないと断言できます。

佛教大の連覇ロードは非常に厳しい局面を迎えましたが、ここからの底力に期待しましょう。

そして野村投手の未来のドラフト戦線も含め、虎渓三笑TVではこの最高峰の右腕を、今後も徹底マークして追いかけていきます!

kokeisansyo-tv

がんちゃん(YouTuber + 会社員 + 経営者) 球歴は小学校の軟式野球部のみ。補欠だったためスコアラーを務める。 「スコアブックの書き方」をYouTubeに投稿し、現在の虎渓三笑TVが出来上がる。 元阪神タイガース三宅チーフスコアラーが心の師匠。 1990年代 ID野球を掲げた野村監督率いるヤクルト戦を中心に、年間40試合前後 甲子園球場で阪神を観戦。 現在でも球場入りすると風向き・天候・グラウンド状態の確認から行う。

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