前人未到のリーグ7連覇へ
東都大学野球第4週第3日 青学大10―1東洋大 ( 2026年5月7日 神宮 )
戦国東都の覇者、青山学院大学が意地を見せました。
史上初となるリーグ7連覇という偉業へ向け、負けられない一戦に登板したのは、今秋のドラフト1位候補・鈴木泰成投手(4年)。
最速154キロを誇る右腕が、エースの貫禄を見せつける快投でチームを勝利に導きました。
■ 中1日の強行軍を跳ね返す「エースの証明」
今カード、鈴木投手は中1日での先発という過酷なマウンドに立ちました。
前週の立正大戦では結果が出ず、悔しい思いをしましたが、この日は違いました。
「ストライクゾーンに思い切り投げろ」という安藤寧則監督らの言葉を胸に、序盤から攻めの投球を展開。
- 8回2/3を投げ、3安打1失点
- 圧巻の10奪三振
- 今季リーグトップの4勝目
本人も「今日はフォークが良かった。捕手に首を振って自分で決め球に選ぶくらい自信を持てた」と語る通り、キレのある変化球を武器に相手打線を翻弄。
視察した楽天・部坂スカウトも、連投の疲れを感じさせない投球内容を高く評価しました。
■ 4番・渡部海に待望の「今季1号」は満塁弾!
エースの力投に応えたのは、同じくドラフト1位候補であり、チームをまとめる渡部海捕手(4年)でした。
9回、チャンスの場面で打席に立つと、「初球を狙っていこう」と振り抜いた打球は、そのままスタンドへ。
主将の意地を見せる待望の今季初アーチは、試合を決定づけるダメ押しの満塁本塁打となりました。
まさに「青学の顔」二人が揃い踏みした一戦となりました。
■ 最終週、逆転Vへの執念
この勝利で、優勝争いは最終週へと持ち越されました。
リーグ7連覇という前人未到の記録へ、鈴木投手は「自分たちは追う立場。全力で行くだけ」と力強く前を見据えています。
王者・青学の逆襲が、いよいよクライマックスを迎えます。
【大学野球】青学大・鈴木泰成、圧巻の10勝目!ドラ1候補の貫録 国学院大・藤本は1安打11K完封
【編集後記:エースの自覚と「フォーク」の進化】
中1日の先発登板を2週連続でこなし、しっかりと結果を出す。
言葉で言うのは簡単ですが、そのプレッシャーと疲労は並大抵のものではありません。
鈴木投手の「フォークに自信があった」という言葉からは、単なる力押しではない、投球の幅とエースとしての成熟を感じました。
また、苦しんでいた主将・渡部選手に満塁弾が出たことも、チームにとっては最高の薬になるはずです。
ドラフト1位候補のバッテリーが、最も苦しい場面で最高のパフォーマンスを見せる。
これこそが大学野球の醍醐味であり、青学大の強さの源泉なのだと改めて痛感しました。
最終週、彼らがどのような結末を書き記すのか。
虎渓三笑TVでも、その歴史的な瞬間を追い続けたいと思います!





