打線奮起で黒星つかず
日本時間9日、本拠地での試合に先発したロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手(24)でしたが、5回90球を投げ、日米通じて自己ワーストとなる6失点を喫しました。
打線が奮起し逆転勝利を収めたため負けはつきませんでしたが、勝負の2年目、苦しいマウンドが続いています。
■ 暗転した4回、スプリットの精度に課題
立ち上がりは順調に見えた佐々木投手でしたが、味方が先制した直後の3回に逆転2ランを許すと、4回に痛恨の一撃を浴びました。
- 魔の4回: 不運な内野安打で失点した後、2死からウッド選手を0―2と追い込みながら、勝負にいったスプリットが甘く入り3ラン被弾。
- 本人のコメント: 「走者をためたくなかった。早めに勝負にいった結果、甘くいってしまった」
■ 変化した投球スタイルと球速の低下
この日の投球内容には、これまでの佐々木投手とは異なる傾向が見られました。
- 球種配分: 90球中、スライダーが約32%(29球)と多投。
- 平均球速: 直球は96.6マイル(約155.5キロ)。前回登板から約1.6キロ低下。
本人は「健康状態は良かった」としつつも、「技術的に何かがずれているのか、確認したい」と、フォームや指先の感覚にわずかな違和感があることを示唆しています。
■ 女房役ラッシングの指摘「安定感に欠ける」
2戦連続でバッテリーを組んだ期待の若手捕手、ラッシング選手も厳しい評価を口にしました。
「決め球のスプリットが安定感に欠ける。ストライクが取れない球になってしまっている。被弾した場面もワンバウンドで良かったのに」
かつて「令和の怪物」として世界を驚かせた絶対的な決め球の精度を取り戻せるかが、今後の焦点となりそうです。
【編集後記:怪物ゆえの産みの苦しみ】
自己ワーストの6失点。
この数字だけを見れば衝撃的ですが、それでも大谷選手らの強力打線の援護で負けがつかなかったことは、佐々木投手にとって「修正の時間」を神様が与えてくれたのかもしれません。
気になるのは球速の低下とスライダーの多用です。
160キロを超える直球と消えるスプリットで圧倒してきた彼が、今まさにメジャーの厚い壁を前に、新しい投球スタイルを模索している過渡期なのでしょうか。
「チームに勝つチャンスを与え続けたい」と前を向く佐々木投手。
今の苦しみは、メジャーを代表する真のエースへと脱皮するための「産みの苦しみ」だと信じたい。
次回の登板では、あの唸りを上げる直球と、鋭く落ちるスプリットの復活を期待しましょう!







