近大・宮原も153キロ計測で初代表へ猛アピール
7月に台湾で開催される「ワールドカレッジベースボールチャンピオンシップ」に出場する、侍ジャパン大学日本代表の選考合宿は21日、神奈川県平塚市内で2日目を迎えました。
この日は代表生き残りをかけた緊迫の紅白戦2試合が行われ、日本最高峰の大学生たちが集う中で、今秋のドラフト戦線を賑わせるトップランナーたちがその圧倒的なポテンシャルを見せつけました。
■ 日米19球団のスカウトが熱視線!青学大・鈴木泰成が2回無失点の貫録ピッチング
マウンド上で一段とまばゆい輝きを放ったのは、今秋のドラフト1位候補筆頭に挙がる青山学院大の絶対的エース・鈴木泰成投手(4年)です。
バックネット裏にNPB12球団、さらにはメジャーリーグ(MLB)7球団のスカウト陣がズラリと陣取る異様な緊張感の中、鈴木投手はマウンドに上がるとすぐさま自慢の剛腕を振るいます。
この日の最速は153キロを計測。
力のあるストレートを軸に打者の懐を攻め立て、2回を投げて3安打を許したものの要所を締めて無失点、2つの三振を奪う圧巻のゲームメイクを披露しました。
2年連続の大学日本代表入りを目指す右腕は、試合後に次のように手応えを語りました。
「素晴らしい選手が集まっているけど、いいアピールができた」
全国から集結した並み居る猛者たちを相手にしても崩れないそのマウンド捌きは、まさにドラ1候補としての貫録そのものでした。
■ 近大・宮原も自己最速タイ153キロ!初代表入りへ大きなアドバンテージ
鈴木泰成投手に負けじと、関西の雄・近畿大の宮原投手(4年)も凄まじいアピールを見せました。
鈴木泰成投手と同じくマウンド上で最速153キロのロケットストレートを連発。
打者のスイングを完全に力で圧倒するピッチングを披露し、悲願の「初代表入り」へ向けて首脳陣に強烈なインパクトを残しました。
激戦となる代表の投手枠争いにおいて、この大舞台での出力の高さは大きなアドバンテージとなることは間違いありません。
台湾での世界大会へ向け、選考合宿はここからさらにヒートアップしていきます。
【編集後記:日米スカウトが群がる青学・鈴木の『常時150キロ台』の衝撃と、近大・宮原の台頭】
平塚での代表合宿2日目、まさに秋のドラフトの前哨戦とも言えるスカウト陣の集結ぶりに、こちらも胸が熱くなりますね!
スコアラー目線で青学大・鈴木泰成投手のピッチングを分析すると、何が恐ろしいかと言えば、これだけ各大学のトップバッターが並ぶ紅白戦、しかも日米19球団のスカウトのスピードガンが一斉に自分に向けられているシチュエーションで、サラリと最速153キロを叩き込めるその「メンタルのブレなさ」にあります。
単に球が速いだけでなく、打者の反応を見ながら出力をコントロールできる技術がすでに大学生の域を超えており、メジャー7球団のスカウトが視察に訪れるのも至極当然と言えます。
2年連続の代表入りはほぼ確実視されますが、本戦の台湾で世界相手にどんな支配的なピッチングを見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。
そして、近大の宮原投手が同じ153キロをマークしてアピールに成功したのも素晴らしい収穫です。
関西学生リーグで揉まれてきたタフさに加え、この緊迫した選考合宿という『一発勝負』の舞台で自己最高レベルの出力を発揮できる瞬発力は、短期決戦の国際大会においてリリーフとしても非常に魅力的なピースになります。
全国から選び抜かれたエリートたちが、1つのユニフォームを目指して火花を散らす代表合宿。
ここから誰が生き残り、侍ジャパンのユニフォームを着るのか。虎渓三笑TVでも、その選考の行方をどこよりも深く、熱く追いかけていきます!








