青森の柏木農時代は無名だった投手が一気にアメリカへ挑戦する。
佐藤幻瑛投手の名が全国へ広がったのは大学1年春の全日本大学野球選手権だ。
1回戦に現在楽天にいる古謝投手がいる桐蔭横浜大戦で登板。
当時の自己最速を3キロ更新する152キロをマークしインパクトを残した。
ドジャース大谷翔平や佐々木朗希らに並ぶ「165キロを出したいです」と宣言してきた。
3年生ながら今夏の日米大学選手権で代表入りし、全5試合のうち3試合で救援して日本の大会3連覇に貢献。
メジャー予備軍の強打者相手に自慢のストレートで対抗できたことで自信を深め、メジャー挑戦への思いを強くした。
最短距離で目指す舞台を見定めた時、大学途中から日本を離れ米国に活動の場を移すのが最善との考えに至ったようだ。既に複数のMLB球団が動向を注視している。
今後も増える?NPBを経由せずメジャー入り。
仙台大学の佐藤投手の米大学編入は、明秀日立から亜細亜大に進み、米ジョージア大学へ入学した石川ケニー選手がいる。
また、メジャーを見据えてスタンフォード大へ進学した佐々木麟太郎選手などはソフトバンクから1位指名されたが、近年はNPBを経由せずにアメリカ入りを目指す有望な若手選手が増えている。
それはいいことではあるのだが、国内でスター選手が見れなくなるのは残念な一面もある。
1995年に近鉄の野茂投手が海をわたり、ドジャースで旋風を巻き起こして30年が経った。
その間に実に多くの日本人メジャーリーガーが誕生し、大活躍をしている。
佐藤投手は来年2月以降に渡米し、サマーリーグに参加する予定。
メジャーのスカウトの前でその剛腕が160キロ級の直球を投げ込む。
◆佐藤幻瑛(さとう・げんえい)2004年(平16)12月17日、青森・黒石市生まれ。小3から牡丹平ブルーホークスで野球を始め、黒石中、柏木農を経て仙台大に入学。同大では1年春からベンチ入り。今年7月に行われた日米大学選手権に出場し、3連覇に貢献した。180センチ、90キロ。右投げ右打ち。








