社会人からプロへ~ 未来を描くロードマップ
東都大学野球2部春季リーグ戦 駒大4―2帝京平成大 ( 2026年4月30日 大田スタジアム )
駒澤大学が帝京平成大学を4-2で破り、貴重な勝ち点を手にしました。
このカードの主役となったのは、2日連続で白星を挙げた最速150キロ右腕・本間葉琉(はる)投手(4年)です。
■ 圧巻の修正力。連投で見せた「勝てる投球」
前日の救援勝利に続き、この日は先発マウンドへ。
連投の疲れを感じさせない、冷静かつ緻密な投球が光りました。
- 6回無失点の好投: 直球は143キロに抑えつつ、変化球を効果的に織り交ぜて3安打6奪三振。「昨日は運が良かった。今日の勝ちの方がいい形」と語る通り、自らの投球術で掴み取った納得の勝利でした。
- 窮地で光る「宝刀」スライダー: 6回2死一、三塁のピンチでは、右打者の外角低めにスライダーを決め、空振り三振。カウントを自在に取れる強みが、ここ一番でチームを救いました。
■ 監督が評価する「連投できるメカニズム」
香田誉士史監督は、本間投手の「投げ方」を高く評価しています。
「力みなく、連投できる投げ方を確立している」 これは、長いシーズンや激戦が続く東都において、組織の計算を立てる上で極めて重要な要素です。
158キロの剛腕・仲井投手という「動」のエースに対し、安定感のある本間投手という「静」のエースが確立されたことは、駒大にとって大きな強みとなります。
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【編集後記:組織の『厚み』を作るセカンド・エースの存在】
組織論の視点から見れば、本間投手の台頭は、組織における「補完関係の最適化」を象徴しています。
- スタープレイヤーへの依存脱却: 今秋のドラフト候補である主将・仲井投手に注目が集まる中、本間投手がリーグ最多タイの3勝目を挙げた事実は、組織の「勝ちパターン」が複数存在することを示しています。
- 自己成長のロードマップ: 「まずは社会人へ、そこからプロへ」と語る本間投手。自分の現在地を正確に把握し、着実にステップアップを目指す姿勢は、周囲の部員にとっても「努力の積み重ね方」の良きモデルとなります。
華やかな「158キロ」という数字の裏で、勝負どころを確実に締める「143キロの連投術」。
本間投手の描く未来図が、駒大の1部復帰という目標と重なったとき、その右腕はさらに大きな価値を持つはずです。





