ソフトバンクが台湾プロ野球味全の徐若熙(シュー・ルオシー=25)投手を獲得することが28日、分かった。ドジャースや日本ハムなど日米複数球団による争奪戦を制した。23年の台湾シリーズでMVPを獲得した最速158キロの本格派右腕。制球力も抜群で先発陣の一角を期待される。3年契約が満了する有原航平投手(33)と国内FA権を行使した東浜巨投手(35)の去就が不透明な中、リーグ3連覇と2年連続日本一へ、台湾のエースを迎え入れ、補強第1弾を敢行する。
ソフトバンクの先発補強は急務だった。2年連続最多勝を獲得した有原は3年契約が満了して来季去就が不透明。三笠GMは11月12日、有原に対して「残ってもらいたい」と話していたが、来季の保留者名簿から外れ、他球団流出の可能性がある。さらにベテラン東浜も国内FA権を行使。宣言残留を認めているものの、経験豊富な先発2人が同時に退団する危機にある。来季はモイネロ、上沢、大関、大津らが先発の軸として期待されるが、リーグ2連覇中の王者への他球団のマークはさらに強まる。3連覇と2年連続日本一へ、まずは台湾球界のエース右腕を補強。小久保ホークスが着々と戦力整備を進める。








