パナソニック野球部が休部へ
日本選手権2度の優勝を誇る関西の名門野球部が2026年シーズンをもって休部となる事になった。
パナソニック野球部の変遷
パナソニック野球部は、1950年に松下電器野球部として創部され、チームの活躍を通じて企業イメージの向上や従業員の一体感醸成・活性化をはかるために活動。また、スポーツを通じた地域社会貢献活動の一環として、全国各地での野球教室の開催なども継続的に行ってきた。08年に社名変更に伴い、チーム名を「パナソニック野球部」に改称した。
パナソニック野球部は都市対抗野球大会出場57度の名門で、1960年に準優勝。社会人野球日本選手権大会では2000年と2005年に優勝を果たした。「世界の盗塁王」福本豊、西武で活躍した潮崎哲也、日本ハムやレンジャーズなどで活躍した建山義紀ら多くのプロ野球選手を輩出している。
しかし、「特に近年は都市対抗野球・社会人野球日本選手権の本大会出場を逃すなど結果を出せておらず、2025月2月に発表したグループ経営改革の一環として、2026年の社会人野球日本選手権を最後の大会とし、休部することを決定しました」と決断の理由を伝えた。
そして「これまで多くのご声援ならびにご支援、ご協力をいただいた皆さまには心から感謝します。2026年の最終シーズンはお世話になった皆さまへの恩返しの気持ちも込めて、全力を尽くして戦い抜き地域活動にも精力的に取り組んでいきます」とした。
待たれる「松下復活」
パナソニックHDが苦しんでいる。2026年3月期の連結純利益が前期比29%減の2600億円になりそうだと発表。従来よりも500億円少ない。
北ネイでの車載電池の販売が伸び悩み、最終減益幅が拡大する見込みだ。
売上高も7兆7000億円と9%減の予想。
さらに営業利益は25%減の3200億円の予想で、なかなか営業利益率が改善しないのがパナソニックHDぼ泣き所であり、人員削減と低採算事業の整理を軸としたグループ経営改革の進捗も示した。
こうした中、当然に利益を生まない硬式野球部は休部になることは仕方ないことかもしれないが、創業者である松下幸之助氏が存命ならば果たしてこうした経営手法をとっていただろうか。
苦しい時こそ、関西の雄であるパナソニックの復活が待たれる。








