圧倒的な二刀流の存在
日本時間9日、ブルージェイズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場した大谷翔平選手(31)。
投げては6回1失点(自責0)の好投、打っては初回に四球を選び、日本選手最長タイ記録となる43試合連続出塁を達成しました。
チームの連勝は5で止まったものの、二刀流としての圧倒的な存在感を改めて世界に知らしめました。
■ 宿命の対決!岡本和真を100.1マイルで圧倒
初回、1死一、二塁のピンチで迎えたのは、メジャー初対戦となる侍ジャパンの主砲・岡本和真選手。 大谷選手はここでギアを上げました。
- 今季自己最速:100.1マイル(約161キロ) 唸りを上げる剛速球で空振り三振。旧知の仲であっても「マウンドでは抑えるための作業」と割り切る、冷徹なまでの勝負師の顔を見せました。
■ 驚異の安定感。メジャー最長「28.2回連続自責点ゼロ」
3回に捕逸絡みで1点を失い、昨年8月から続いた連続無失点記録は「24.2回」で止まりましたが、自責点は依然として「0」を継続。
- 投球内容: 6回 96球 4安打 5奪三振 1失点(自責0)
- 継続記録: 28.2イニング連続自責点ゼロ(現在メジャー最長) 「投げ心地は良くなかった」と語りながらも、平均98.3マイル(約158キロ)の球威でねじ伏せる姿は、まさにドジャースのエースそのものです。
■ イチロー氏に並ぶ金字塔。43試合連続出塁
打者としても、第1打席で冷静に四球を選び、2009年にイチロー氏(マリナーズ)が樹立した日本選手最長記録の43試合連続出塁に並びました。
「四球は好き。作業だと思って打席に立っている」 淡々と、しかし確実に塁に出るその姿勢が、かつて助言を受けた憧れの先輩の背中に追いつく大きな節目となりました。
■ チームを思う心。急逝したロハス父へ捧ぐ登板
この日、大谷選手は前日に父を亡くしたチームメイト、ミゲル・ロハス選手の父のイニシャル「MR」を記した帽子を被ってマウンドへ。
「チームとして支えていければ」と語るその背中には、エースとしての責任感と優しさが溢れていました。
【編集後記:感覚を疑い、理論で埋める『大谷流』の極意】
試合後、大谷選手が語った「感覚ばかりに頼っているとズレてくる」という言葉に、彼の強さの真髄を見た気がします。
前日にはブルペンでスパイクの向きや立ち位置をミリ単位で確認。
160キロを超える剛腕を持ちながら、その実態は驚くほど繊細で、論理的な裏付けを求める努力の人です。
「5月に向けて状態が上がればいい」 連続試合安打こそ止まりましたが、その表情に焦りは一切ありません。
イチロー氏に並び、次なる目標は球団記録の58試合、そしてメジャー記録の84試合へ。 3年ぶりに本格始動した「二刀流」の季節。
今年も僕たちは、とんでもない歴史の目撃者になりそうです!






