中日ドラゴンズ・中西聖輝投手の後を継ぐ
東都大学野球春季リーグが開幕。
リーグ史上初の7連覇を狙う王者・青山学院大学は、初戦で亜細亜大学を10-2で圧倒。
中日へと進んだ前エース・中西投手の後を継ぐ、最速154キロ右腕・鈴木泰成投手が、格の違いを見せつける「大人の投球」で勝利を呼び込みました。
■ プロ級の回転数。日米スカウトを唸らせた「一級品」の直球
雨が降りしきる悪条件下、ネット裏にはNPB12球団、さらにメジャー3球団のスカウトが集結。
その視線を受けながら、鈴木投手は異次元の数値を叩き出しました。
- 球速: 初回に力感のないフォームから151キロを計測。
- 回転数: プロ平均(2200〜2300)を大きく上回る2500〜2600回転をマーク。
中日・永野吉成チーフスカウトも「一級品。(ドラフトの)目玉」と断言するほど、そのボールの質はすでにプロの領域に達しています。
■ 亜大監督も脱帽。「遊ばれていた」と言わしめる投球術
8回を投げ、125球5安打2失点。序盤は力で押し、中盤以降は変化球を効果的に織り交ぜる余裕の投球。 対戦した亜大・正村監督は「遊ばれていたかな。大人の投球をされた」と、その完成度の高さに脱帽しました。
低めに制球されるスプリットと、落差の大きなフォークの投げ分け。
状況に応じて出力をコントロールし、1戦目を勝ち切る「勝てる投手」としての姿をマウンドで体現しました。
■ 目指すは東都史上初の「7連覇」
1931年の創設以来、どのチームも成し遂げていない「リーグ7連覇」。
そして、青学大として4年連続となるドラフト1位指名への期待。
「とにかく勝てる投手に。体現できるように頑張りたい」 歴史に名を刻む覚悟を決めた背番号「1」の挑戦が、最高の形でスタートしました。
【編集後記:鈴木泰成が示す『エースの品格』】
1931年からの歴史で誰も成し遂げたことのない「7連覇」。
その重圧を背負い、かつ「ドラフトの目玉」として15球団の視線を浴びる。
そんな状況で「大人の投球」ができる鈴木投手の精神力には驚かされるばかりです。
特筆すべきは、直球の回転数です。
回転数が多いほど空振りが取りやすく、打者の手元でホップするような軌道を描きます。
中日スカウトが「目玉」と評するのも納得のスペック。
青学大から4年連続のドラフト1位指名となれば、これもまた快挙。
戦国東都の厳しい戦いの中で、彼がどのような伝説を築いていくのか。
虎渓三笑TVもこの春、神宮の空の下で彼を追い続けます!
◇鈴木 泰成(すずき・たいせい)2004年(平16)5月28日生まれ、茨城県出身の21歳。
小1から野球を始め、東海大菅生(東京)で2年春の選抜出場。
青学大で1年春にリーグ戦デビューし、3年時に大学日本代表入り。
リーグ戦通算32試合9勝4敗、防御率1.94。1メートル87、91キロ。右投げ右打ち。
≪4番捕手の渡部 納得1安打≫
今秋ドラフト候補に挙がる渡部は「4番・捕手」で出場し、1安打。
初回と9回には四球を選び「ボール球で誘ってくるところを我慢できたのは良かった」と納得の表情だった。
主将としてチームをまとめ「連覇は過去のこと。このチームで優勝することだけ考えている」と引き締めた。
打線は6番・中山が満塁本塁打などで7打点を稼ぎ、12安打で10得点を奪った。






