ヤクルトのスピードガンで154㌔
関西学生野球春季リーグ 第1節1回戦 近大 2―2 関大 ( 2026年4月4日 わかさスタジアム京都 )
関西学生野球春季リーグが開幕。
近畿大学の絶対的エース、**宮原廉投手(4年)**が、雨による8回裏終了降雨コールドという過酷な条件下で、最速154キロを計測する圧巻の投球を披露しました。
■ スカウトのガンでも154キロ!進化した剛腕
今春の練習試合で自己最速を更新したばかりの宮原投手。
この日も、バックネット裏で見守ったヤクルトのスカウトが持参したスピードガンで154キロをマーク。
- 投球内容: 8回 9安打 2失点(完投)
- 進化の秘密: フォーム改善で重心移動をスムーズにし、クイックタイムも短縮。
「言葉で説明するのは難しい」と語る感覚的な微調整が、150キロ台を連発する驚異の出力へと繋がっています。
■ 泥まみれのマウンドで見せた「エースの自覚」
試合は激しい雨に見舞われ、7回にはグラウンド整備を挟むなどマウンドコンディションは最悪の状態に。
7回裏にバッテリーミスで勝ち越しを許す場面もありましたが、8回表に味方が追いつくと、その裏の2死一、三塁という絶体絶命のピンチを執念で無失点に抑え込みました。
昨年のエース・野口練投手(現NTT東日本)が卒業し、「自分が抑えないと勝てない」という強い責任感が、崩れそうな場面での踏ん張りとなって現れています。
■ 憧れのカープ、そしてプロの舞台へ
広島・崇徳高出身で熱烈なカープファンでもある宮原投手。
3月27日のプロ野球開幕戦では、近大の先輩である広島ドラ3・勝田成選手のサヨナラ打に刺激を受けたと言います。
「(勝田さんの活躍に)歓喜するとともに、自分もプロへという刺激を受けました」
先輩が待つ最高峰の舞台へ向けて、この春、宮原廉の名が全国に轟くことになりそうです。
【編集後記:雨を切り裂く154キロの衝撃】
マウンドがぬかるみ、踏ん張りが効かない中で154キロを叩き出す。
これは並大抵の体幹と技術ではありません。
9安打を浴びながらも2失点にまとめた「粘りの投球」こそが、今の宮原投手の真骨頂でしょう。
近大OBの勝田選手がプロ初打席でサヨナラ打を放つという劇的なニュースがあったばかりですが、その「近大魂」は後輩にもしっかりと受け継がれています。
勝ちこそつきませんでしたが、この悪条件で投げ抜いた経験は、今後のリーグ戦において大きな糧になるはず。
ドラフト会議まで、この右腕から目が離せません!






