今秋のドラフト候補が熱投
関甲新学生野球連盟の春季リーグ戦が開幕。
優勝候補の上武大学は常磐大を11-1で圧倒し、白星発進を飾りました。
この大勝を呼び込んだのは、今秋のドラフト候補、最速151キロ右腕の**木口永翔投手(4年)**による魂の147球でした。
■ 悪条件を跳ね返す「精密な投球術」
この日は雨が降り続き、気温も低いという投手にとっては非常に厳しいコンディション。
自慢の直球も最速145キロに留まりましたが、木口投手の真価はここからでした。
- 投球成績: 9回 6安打 1失点(完投)
- 奪三振数: 14三振
「低めに変化球を集めることを徹底して冬にやってきた」と語る通り、丁寧にコースを突く投球で相手打線を翻弄。力押しだけではない、進化した姿をマウンドで証明しました。
■ スカウト評:巨人が認めた「緩急の使いこなし」
ネット裏ではNPB4球団のスカウトが視察。
視察した巨人・大場豊千スカウトは、
「緩急を使った投球ができていた。楽しみな投手です」 と、悪条件下でも崩れない技術力の高さを高く評価しました。
■ エースの自覚「勝利に結びつくピッチングを」
試合後、木口投手は「チームの勝利に結びつくようなピッチングができた」と安堵の表情を見せました。
147球という熱投も、すべてはチームの開幕白星のため。
この冬の厳しいトレーニングの成果が、最高の形で実を結びました。
【編集後記:上武のエース、その背中に宿る執念】
147球、14奪三振。
数字だけを見れば圧倒的ですが、その裏には雨で滑るボールや冷える指先との戦いがあったはずです。
最速が出ない中で「どう抑えるか」を瞬時に判断し、実行できる。
これこそが「勝てる投手」の条件ではないでしょうか。
同じ試合では、菰田選手の驚異的な快足(一塁到達3秒59)も話題となりましたが、その野手陣にリズムを作ったのは間違いなく木口投手のテンポの良い投球でした。
投打ともに盤石の強さを見せた上武大学。
木口投手がこのままリーグを支配していくのか、今シーズンの関甲新リーグから目が離せません!





