受け継がれる大阪桐蔭のDNA
ZOZOマリンスタジアムが歓喜の渦に包まれました。
日本時間3日のソフトバンク戦、1点を追う9回裏、**藤原恭大選手(25)**が右越えの逆転サヨナラ打を放ち、劇的な勝利を収めました。
■ 9回2死からのドラマ。藤原「抜けたと思った」
2点を追う9回1死一、二塁、まずは高部選手の適時打で1点差に詰め寄ります。
なおも2死二、三塁の好機で打席に立ったのは藤原選手。プロ8年目で初となるサヨナラ打を右翼席手前まで運び、試合をひっくり返しました。
お立ち台で藤原選手は、
「(打った瞬間)抜けたかなと思いました。
みんなが喜んでくれたので、凄くうれしい」 とはじけるような笑顔を見せました。
■ 絆が生んだ逆転劇。ルーキー毛利の黒星を消した先輩たち
この試合、最大の見どころは**「大阪桐蔭OB」による後輩への思い**でした。
この日、開幕ローテーション入りを果たしたドラフト2位ルーキー・**毛利海人投手(22)**が7回2失点の力投を見せていました。
しかし、7回に栗原選手に被弾し、リードを許したまま降板。チームが敗れればプロ初黒星という状況でした。
- 藤原恭大(大阪桐蔭OB): 「毛利がホームランを打たれて凄く悔しがっていた。負けを付けられないと思っていた」
- 沢田圭佑(大阪桐蔭OB): 9回を3者凡退に抑え逆転を呼び込む。「毛利が本当に頑張っていた。勝ちが付いても良かったくらい」
と、同じ母校の誇りを胸に戦う先輩たちが、ルーキーの力投に応える最高の幕切れを演出しました。
この日の先発は西武との開幕戦(ZOZOマリン)で球団76年ぶりの新人開幕投手で白星を挙げた毛利海大投手(22=明大)。
6回までソフトバンク打線から無失点に抑えたものの7回無死一塁から栗原にプロ初となる本塁打を浴び初失点を喫した。
それでも指揮官は「大したもんですね。あの打線をあの点差でというか、あのピッチングができるので。
なんとか(援護の)点を取りたかったんですけど、最後に負けが消えて良かったです」と左腕を称えた。
■ 沢田の快投とチームの結束
9回表を完璧に抑え、今季初勝利を手にした沢田投手も「勝って良かったです」と控えめながらも充実の表情。
毛利投手の初白星こそ次戦以降にお預けとなりましたが、黒星を消した先輩たちの姿は、チームの強い結束力を象徴する一戦となりました。
【編集後記:大阪桐蔭の絆と「毛利への愛」】
今日の試合は、スコア以上の感動がありました。
藤原選手のサヨナラ打はもちろん素晴らしいのですが、その裏にあった「後輩の毛利に負けを付けたくない」という先輩たちの熱い思いに胸が打たれます。
先日のセンバツで大阪桐蔭が10度目の優勝を飾ったばかりですが、プロの世界でもその「桐蔭魂」は健在。
特に藤原選手が放ったプロ8年目初のサヨナラ打は、後輩を思う気持ちがバットに乗った最高の結果ではないでしょうか。
ルーキー毛利投手にとっても、これほど頼もしい先輩たちがいることは大きな財産。
この勢いに乗って、次こそは毛利投手にプロ初勝利をプレゼントしてほしいですね!





