2017年以来9年ぶり
ナゴヤドーム(バンテリンドーム)での本拠地開幕カード、中日ドラゴンズは巨人に敗れ、開幕5連敗を喫しました。
2017年以来9年ぶりとなるこの屈辱。
さらに球団ワースト記録である1980年の「開幕6連敗」まであと1つと、井上政権2年目は極めて険しい幕開けとなりました。
■ ドラ1右腕・中西、プロの洗礼
本拠地初登板初先発という大役を任されたドラフト1位ルーキー・中西聖輝投手。
しかし、立ち上がりにプロの厳しさを味わうこととなりました。
初回、先頭からの3連打に死球、さらに自らの悪送球も重なり、いきなり3失点。
5回1/3を投げて4失点と、初勝利を挙げることはできず、ほろ苦いデビュー戦となりました。
初回に、出はなをくじかれた。先頭・キャベッジの左前打を皮切りに3連打を浴び、わずか12球で先制点を献上。なおも無死一、二塁から4番・ダルベックに死球を与えて満塁のピンチを招き、汗をぬぐった。続く岸田からは空振り三振を奪ったものの、佐々木に左前に落とされ、さらに2失点。自らの悪送球も絡んで再び1死満塁とされたが、後続の浦田を一ゴロ、田中将を三ゴロに仕留め、窮地を脱した。初回だけで31球を要する、苦しい立ち上がりだった。
それでも2回以降は立ち直った。4回は浦田、田中将、キャベッジを3者連続三振に仕留め、ドラフト1位の前評判に違わぬ球威を誇示して見せた。
だが1―3の6回1死で6番・佐々木に右中間席へソロを浴び、がっくりと両膝に手をついた。これがプロ初被弾。次打者・門脇にも中前打を浴びたところで、降板となった。5回1/3を投げ、6安打4失点(自責4)だった。
■ 追い上げ見せるも、あと一本に泣く
打線は巨人の先発・田中将大投手を前に、中盤まで沈黙が続きました。
- 3回: 岡林選手の左犠飛で1点を返す。
- 6回: サノー選手の適時二塁打で2点差に迫り、田中投手を引きずり下ろす。
- 7回: 福永選手の今季第1号2ランなどで1点差まで詰め寄る執念を見せる。
しかし、一打同点・逆転の好機で、巨人のリリーフ陣を攻略しきれず。
最後まであと一歩が届かない、もどかしい展開となりました。
■ 井上監督「沈んだ顔は見せられない」
開幕から白星が遠い現状に、井上監督は「指揮官として、沈んだ顔を選手に伝染させるわけにはいかない」と前日語っていましたが、この日もベンチでは険しい表情を浮かべる場面が目立ちました。
歴史を振り返れば、過去に同様の連敗を喫した年は苦しいシーズン結果となっています。
しかし、リーグは始まったばかり。
この「踏ん張りどころ」をどう乗り越えるか、チームの真価が問われています。
【編集後記:トンネルの先にある光を信じて】
開幕5連敗。
数字だけを見れば絶望的に感じるかもしれませんが、今日の試合、終盤に見せた福永選手のホームランや1点差まで詰め寄った粘りには、意地を感じました。
ルーキーの中西投手にとっても、この悔しさは大きな糧になるはずです。
かつての名選手たちも、こうした手痛い洗礼を受けて大投手に育っていきました。
球団ワースト記録が目前というプレッシャーは相当なものでしょうが、まずは明日、本拠地のファンの前で「泥臭い1勝」をもぎぎ取ってほしい。
負けが続く時こそ、ファンの声援が選手の背中を押す最大の力になると信じています。
頑張れ、ドラゴンズ!





