怪物左腕・川本が完投15奪三振
第98回選抜高校野球大会は31日、阪神甲子園球場で決勝戦が行われ、大阪桐蔭(大阪)が智弁学園(奈良)を7-3で下し、春夏通算10度目の甲子園優勝という金字塔を打ち立てました。
■ 驚異の「決勝勝率100%」を維持
大阪桐蔭はこれで春夏通じて決勝戦は9戦9勝。大舞台での勝負強さを見せつけ、伝統の“決勝不敗神話”をまた一つ更新する形となりました。
■ 序盤から主導権を握る打線
試合は2回、プロ野球・西武の中村剛也選手の長男としても注目を集める**勇斗(2年)**が、均衡を破る先制適時打を放ちます。
続く3回には、藤田の適時二塁打で2点を追加。
智弁学園の追い上げを許さない集中打で、序盤から試合の主導権を掌握しました。
■ 川本晴大、150球の熱投と奪三振ショー
マウンドを守ったのは2年生左腕の川本晴大。
- 投球内容: 9回完投(150球)
- 成績: 被安打6、失点3、15奪三振
6回に智弁学園・逢坂選手に同点弾を浴びる苦しい場面もありましたが、直後の7回に打線が4安打を集中させて3点を勝ち越し。
援護を受けた川本は、終盤のピンチも力強い投球で切り抜け、最後は歓喜の輪の中心に輝きました。
■ 異例の幕切れ、温存されたエース
今大会の注目、ドラフト上位候補の吉岡貫介投手がブルペン待機のまま一度も登板せずに優勝が決まるという、層の厚さを象徴する「異例の幕切れ」も話題となっています。
逆転劇で決勝まで駆け上がった智弁学園の粘りを封じ込め、王者の風格を見せた大阪桐蔭。
次なる戦い、そして夏への期待がさらに高まる歴史的一戦となりました。
【センバツ決勝】智弁学園 vs 大阪桐蔭!近畿の雄が激突。エースの矜持と「二枚看板」の完成が呼ぶ頂上決戦
【編集後記:選抜高校野球・大阪桐蔭優勝】
「決勝不敗神話」という言葉がこれほど似合うチームがあるでしょうか。
大阪桐蔭の勝負強さには、もはや畏怖の念すら覚えます。
特に西武・中村剛也選手の長男、勇斗選手の先制打には、血筋以上の努力と重圧を跳ね返す強さを感じました。
智弁学園の粘りも見事でしたが、ここ一番での集中力はまさに王者の風格。
球春の訪れとともに、また一つ高校野球の歴史が動いた瞬間でした。








