侍ジャパンC組1位通過
2026年3月8日、東京ドーム。
特別な熱気に包まれたWBC1次ラウンドC組の天王山は、劇的な幕切れとなりました。
大会連覇を狙う侍ジャパンは、無敗対決となったオーストラリアに4-3で競り勝全勝。
C組1位での準々決勝進出を決めました。
■ 菅野智之、503日ぶりの東京ドームで見せた「最年長の背中」
この日のマウンドには、チーム最年長36歳の菅野智之投手が立ちました。
巨人時代の2024年CS以来、実に503日ぶりとなる東京ドームでの登板。
初回、連打で二死一・三塁のピンチを背負いましたが、そこは百戦錬磨の右腕。
冷静な投球で後続を遊ゴロに打ち取り、4回4安打無失点。
球数50球という制限の中で、きっちりと先発の役割を果たし、後続の隅田投手へとバトンを繋ぎました。
■ 試合を動かした痛恨のミス、そして「4番の一振り」
中盤まで0-0の緊迫した投手戦が続きましたが、6回に試練が訪れます。
三盗を仕掛けられた際、捕手・若月選手の送球が逸れる間に先制点を献上。
重苦しい空気がドームを包みました。
しかし、その嫌なムードを切り裂いたのが、レッドソックスの吉田正尚選手です。
7回二死一塁、内角低めのスライダーを完璧に捉えた打球は、右翼席へと吸い込まれる逆転2ラン。
2試合連発となる4番の一撃に、スタンドは歓喜の渦に包まれました。
■ 執念で繋いだ追加点と、逃げ切ったリリーフ陣
勢いに乗る打線は8回、代打・佐藤輝明選手の適時打、さらに鈴木誠也選手の押し出し四球でリードを広げます。
お馴染みの“お茶たてポーズ”も飛び出し、球場のボルテージは最高潮に。
最終回、登板した大勢投手がソロ本塁打2本を浴びるヒヤリとする場面もありましたが、最後は1点差で逃げ切り。
種市投手の完璧な火消しも含め、投手陣の踏ん張りが勝利を呼び込みました。
■ 59年ぶりの天覧試合に刻んだ勝利
この一戦は、天皇、皇后両陛下と愛子さまが観戦される「天覧試合」として行われました。
1966年以来、約59年ぶりとなる歴史的な夜。
侍ジャパンは、ミスを恐れず全員で戦い抜く姿を披露しました。
井端弘和監督コメント: 「ずっと良いところで吉田選手が打ってくれている。頼もしい。ミスもあったが、一発勝負では命取りになる。次戦までに修正して臨みたい」
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🐯 虎渓三笑TV 視点
今回の勝利の鍵は、やはり吉田選手の「4番の仕事」に尽きますが、菅野投手の粘り強い投球がなければ、この逆転劇はなかったでしょう。
国際大会特有の「重い空気」を力でねじ伏せる侍たちの姿に、勇気をもらったファンも多いはずです。
次戦は10日のチェコ戦。マイアミでの決戦を見据え、一戦必勝の戦いは続きます。






