阪神タイガース 今朝丸裕喜、19歳の輝き
阪神タイガース オープン戦ー
2月23日、エナジックスタジアム名護で行われた北海道日本ハムファイターズとのオープン戦。
敗戦の中にあって、一際まばゆい輝きを放ったのが、高卒2年目の19歳・今朝丸裕喜投手だ。
■「挑戦」を呼んだ快投。藤川監督の期待に応える4人完全
当初は1イニングの予定だった。
三回のマウンドに上がった今朝丸は、わずか9球で三者凡退に打ち取る。
その質の高い投球を見た藤川監督は、四回の続投を即座に決断した。
「もうひとつ挑戦という意味で」と送り出した指揮官の期待に、19歳は最高の結果で応えてみせた。

■現役最強助っ人を翻弄した101キロの「魔球」
最大のハイライトは、四回の先頭打者、昨季パ・リーグ2冠王のレイエスとの対戦だった。
初球、144キロの直球で空振りを奪い、2球目のカーブで追い込む。そして運命の3球目。
捕手・伏見のサインに応じ、投じられたのは101キロのスローカーブ。
現役屈指のパワーヒッターが、そのあまりの緩急にバットを空転させた。
高校時代から自信を持っていたカーブを、プロの世界で「ウイニングショット」へと昇華させた瞬間だった。
■さらなる高みへ。「次は真っ直ぐで三振を」
1回1/3を無安打無失点。
完璧な内容でマウンドを降りた今朝丸だが、その視線はすでに先を見据えている。
相手先発・達が見せた155キロの直球での奪三振を目の当たりにし、「次は真っ直ぐで三振を取れるように。まだまだ満足せずに次のレベルアップに進みたい」と語った。
藤川監督も「いいアウト四つだった。ひとつのモデルケースになるかもしれない」と、その成長曲線に太鼓判を押す。開幕ローテーション争いが激化する中、若き右腕が名護の地で刻んだ鮮烈な足跡は、今シーズンの希望を大きく膨らませるものとなった。







