昨年の都市対抗野球。強豪・日本通運を破った瞬間の、あのスタンドの総立ちの歓喜。 「頑張ってきて良かった……」と涙がこぼれそうになったあの日から、日本製鉄瀬戸内はさらなる高みを目指しています。
1. 「社会人としての振る舞い」が勝利を呼ぶ
今年からチームを率いる市原新主将が掲げたのは、意外にも野球の技術論だけではありませんでした。
「生活態度や会社での立ち振る舞い。社会人としてどうあるべきか、という部分を厳しく言っていきたい」
挨拶、礼儀、仕事への向き合い方。一見、野球には関係なさそうに見えますが、トヨタ自動車をはじめとする近年の強豪チームが証明しているのは、まさに「グラウンド外での隙のなさ」が、試合での「紙一重の攻防」を制するということです。
「会社があっての野球部」。その感謝を忘れない姿勢が、応援されるチーム、そして勝てるチームの土台を作るわけですね。
2. 「1番打者」への誇り。プレーで示す背中
市原選手といえば、チームの顔である「1番打者」。 昨年の日本通運戦でも、プレーボール直後に初球から2球目を捉え、先制の二塁打!この一振りがチームに勢いを与え、歴史的な1勝を呼び込みました。
「アウトになったとしても、相手に嫌な印象を与える内容でなければならない」 このストイックな姿勢をベテランが貫いているからこそ、若手もついてくる。言葉だけでなく背中で見せる、理想のリーダー像がそこにあります。
3. 「勝ちきる」ではなく「勝ち抜く」チームへ
今オフ、チームを長年支えた5人のベテランが勇退し、大きな世代交代の時期を迎えています。 米田監督は市原選手を主将に指名した理由を「周りが見えている」と評し、次なるステップへの期待を寄せています。
のびのびとした若手の勢いと、市原主将が浸透させる「凡事徹底(当たり前のことを徹底する)」の精神。この2つが融合したとき、3年連続の都市対抗出場、そしてその先の頂点が見えてくるはずです。
編集後記:応援される喜びを知っている強み
「応援されていると実感できて、ジーンときた」 市原選手のこの言葉に、社会人野球の魅力がすべて詰まっている気がします。
私たちファンも、一生懸命に働き、泥臭く白球を追う彼らの姿を見て、明日への活力を得ていますよね。
新キャプテン市原選手率いる日本製鉄瀬戸内。 今年も東京ドームで、あの「総立ちの歓喜」を再び見せてくれることを期待しましょう!







