名門・大阪ガスの激しいレギュラー争いの中から、また一人「怪物候補」が頭角を現してきました!
今回は、文武両道を地で行くエリートスラッガー、石橋昂樹(いしばし・こうき)選手をピックアップします。
身長185cm、体重88kg。 打席に立つだけで威圧感のある恵まれた体格を持つ石橋選手ですが、その裏側には非常に論理的でストイックな思考がありました。
1. 「158キロ」という明確なボーダーライン
石橋選手がいま追い求めているのは、「常に158キロ以上の打球速度を出すこと」。
加嶋打撃コーチから授けられた「158キロを超えれば、角度がつけばホームラン、ゴロでもヒットになる」という明確な基準。 昨年の平均150キロ前後からさらに出力を上げるため、このオフは週3回の徹底した筋力トレーニング(プッシュ系・プル系)を敢行。スイングスピードの向上にすべてを注いでいます。
2. 中学受験、そして地域創生。異色のキャリア
石橋選手の経歴を辿ると、その「考える力」の源泉が見えてきます。
- 小学生で中学受験を経験
- 福岡の進学校・宗像高校から北九州市立大へ
- 大学時代は**「地域創生」**をテーマに勉学に励む
強豪私学のような恵まれた練習環境ではなかったからこそ、「自分たちで考える練習」を徹底。4年間で8キロの増量に成功し、九州六大学リーグで三冠王を獲得するまでに成長しました。まさに努力と工夫の天才です。
3. 「3打席連続三振」からの逆襲
そんな石橋選手でも、社会人の壁にぶつかった瞬間がありました。 昨年3月の公式戦初先発。東邦ガス・高橋投手の前に、手も足も出ず3打席連続三振。
しかし、ここで折れないのが石橋選手。「ベース板の強さに衝撃を受けたが、このレベルを打たないといけないことを早く知れてよかった」と、挫折すらも成長の糧に変えてしまいました。
編集後記:クリーンアップ定着へ、右の大砲が吠える
峯岡監督も「実力をつけて、クリーンアップを打ってくれることを期待している」と語るなど、チームからの信頼は絶大です。
「長打力」という持ち味に、中学受験で培った(?)「集中力」と、大学で磨いた「思考力」を掛け合わせ、さらに「コンタクト力」まで身につけようとしている石橋選手。
もし彼が大阪ガスの不動のレギュラーを掴み取れば、都市対抗や日本選手権での優勝は一気に現実味を帯びてきます。 「考えるスラッガー」石橋昂樹。 社会人野球ファンなら、今のうちに名前を刻んでおいて損はない選手です!







